着付けの基本、腰紐の扱い方?! | 徳島卸問屋 山善 哲代(てるよ)女将のぽっかぽかブログ

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着物の先生、てるよ女将山口哲代です。着付け講師、着物再生、着物の整理収納が得意な 呉服卸(株)山善の二代目女将です。
女将の日常や大好きな茶道や読書、日々の出来事を綴っていきます

● 着付けの基本は腰紐?!

 

先日は着物の着付けに一番使用する腰紐の種類について

書きました。

読んでない方はこちらをどうそ。

「いまさら聞けない?!腰紐の種類と特徴」

 

長さも巾も本当に異なることがわかりました。

 

そんな腰紐ですが、使った後、どうされていますか?

使用後の腰紐は、こんな風にしておくと、便利です。

前回お伝えしました通り、腰紐は「面」で使うと苦しくないんですが、

このように巻いておくと腰紐がしわくちゃにならず、するすると解けて使用感も抜群なんですよ。

上の腰紐ですが、

実は使ってほったらかしにしていた、正絹の腰紐なんです。

自分でも驚くほど、ヨレヨレ・・・・

あまりにも可愛そうで、アイロンを当てることにしました。

 

正絹の腰紐の中にはポリエステルの布が入っています。

まあ、伸ばすのが大変でした。

外側は伸びても中の芯が折れたらなかなか戻らない・・・

 

高温スチームだと化繊が溶けてしまう。

難儀いたしました(笑)

なんとか戻ってよかったけれど、

そうならないためにも、こまめに巻いてあげることが大切ですね。

まず、腰ひもを半分に折ります。

折った方から巻きたいところですが、

ぐっと我慢して、重なった端の方から巻いていきます。

最初とその次のの角度が大切。

めざせ、五角形です。

五角形ができたらその形に沿って巻いていくだけ。

巻き終わりの輪の所をはずして持てば、

必然的に紐の中心が取れるという優れもの。

 

紐がシワクチャにはならないし、かさばらないし。

 

私のように苦労する前に!

こまめに紐のメンテナンスがおすすめです。

美しい紐は、美しい着姿をつくってくれます。

ぜひお試しくださいませ。

 

昨夜は着付け教室の生徒さんに着付けをしました。

とても可愛く着られました。

マイサイズの着物を着るととても動きやすいとおっしゃっていました。

良かったです。

また教室で会いましょう。