ピョンチャンオリンピックで、メダル3個!嬉しいですね~。
徳島は今朝も雪。平壌はもっともっと寒いので文句はいえませんが驚きました。山善のてるよ女将です。今日は帯〆のお話を。
帯〆にもいろいろあります。
大きく分けて平べったいのと、丸っぽいのと。
平べったいのはこんな感じ
平組の帯〆
巾が1.5センチほどあります。
上の写真は「高麗組」です。
高級な平組紐で、格調ある美しさです。
主に袋帯に締めます。
袋帯は厚みもあり、巾出しといって、帯巾を広めにすることが多いです。
そのため、帯〆も巾が必要となりますし。しっかりと結んで帯を支える必要があります。
そのため、緻密にしっかり組まれた「高麗組」のような帯〆が必要となるわけです。
上の写真の通り、平組と丸組を並べてみると、巾の違いが良く分かりますね。帯の安定感もちがうわけです。
丸い帯〆
次に丸い方。
上の二本は振袖用で
下の三本は普段着用です。
下の三本は、小紋や紬などに結ぶことが多い帯締めになります。
小紋や紬には名古屋帯を合わせることが多く、
名古屋帯は厚みも少ないですよね。
巾も決まっていて巾出しすることは少ないです。
(京袋など除く)
ですから、細くてもバランスが取れて大丈夫なわけです。
京袋で巾だしする場合は、広めの帯〆の方がいいかもしれません。
ちなみに、京袋というのは、名古屋帯と同じ長さで
胴に巻く部分を半分に折って仕立てず
開いて仕立てた名古屋帯のことです。
結び方は一重太鼓で、名古屋帯と同じですが、
胴に巻く部分を、袋帯のように巾だし出来るようになっています。
背の高い方には、ぴったりです。
振袖用は、丸い帯〆でも幅が広く、太くなっています。
普段用のピンクと比べてみると良く分かります。
振袖に結ぶ帯は袋帯で、しかも変わり結びをします。
ですから、太くてしっかりした帯締めが必要となっています。
金が多くなっていたり、パールが付いていたり。
振袖用の帯〆はとても華やかです。
帯〆は帯とのバランスで
帯〆も色だけで選ぶのではなく、用途に合わせて選ぶことが大切です。
その方が、着付けも狂わず、バランスもとれるというわけです。
平組の帯〆はきちんと結ばないと、結び目が変な形になってしまいます。
フォーマルな着物には、袋帯。
厚みのある袋帯を平たい帯締めで厚みを抑えてしっかり結ぶと
とても美しい着物姿になれます。
逆にカジュアルな着物には巾が細く厚みのある帯〆で遊び心を持たせて
思いっきり楽しんで頂けたらと思います。
帯〆は「ゆるまない」ものを
袋帯も、名古屋帯も、帯〆一本で形を整えています。
それほど、帯〆の役割は大きいモノ。
しっかり組まれた、絹の帯締めをお使い頂けたらと思います。
そうすればゆるんだり、帯の形が狂ったりというトラブルを防げます。
何の着物を着て、どの帯を結ぶか。
それによって、ふさわしい帯〆が決まってきますね。
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