やあ、凄かったですね!
私は幸いにもヘルシンキで生観戦しましたが、羽生選手のFS演技が進むにつれて、
会場の応援が1つの大波のように、勢いを増して盛り上がり、最後は怒涛のように
なりました。
男子のFSを観に来た半分ぐらいは、羽生選手のファンじゃないかと思うぐらい、
日本人以外でも応援している人がたくさんいましたよ。
私の左隣の若い中国人女性は、男子以外はほぼリンクに来なくて、羽生選手が出て来ると絶叫していましたし、演技後には感涙にむせんでいました。
右隣は台湾から来た女性で、彼女も羽生選手の大ファンだと言っていましたし、
近くの日本人女性からもらったロッテのファイルを、ずっと大事そうに抱えていました。
私の近くでは、数席離れたところにカナダ人の小グループがいて、
カナダ選手を応援していましたが、他は圧倒的に羽生選手を応援していたように
思います。
さて、前置きが長くなりました。
相変わらず画面キャプチャーが上手く行かないのですが、
奇跡的に羽生選手のFS実況だけが、ちゃんと録れました。
今回は、皆さんの好きなお2人が解説しています。
彼らは6分間練習の時から、何かが起こりそうだとほのめかしていました。
羽生選手が何度も、追いつめられると特別な力を発揮する姿を見ているからでしょう。
基本的に、ドイツ解説は演技中は黙っていますが、それでも最初の2つのジャンプぐらいは
説明しますし、特に彼らの好きな4Loは必ず話題にします。
ところが今回、彼らは解説者ではなく、特別な瞬間の立会人として、
最初から無言で通しました。
唯一の例外は、ヘンドリックが3Aのコンビネーションジャンプが終わったあたりで、
まだ演技中なのに、FSの世界記録樹立をいち早くコメントしたことでしょう。
それでは、褒め言葉以外見つからない羽生選手のFS演技です。
今回のツボは、ヘンドリックの演技中得点計算力の凄さで、
FS世界記録樹立を宣言したのは、3A2Tの直ぐ後でしたが、
その後の3A1Lo3S直後に、まだどこにも点数が出ていないうちから、
「すでに100点は超えているし、彼の潜在力なら15点は問題ない」と言ってます。
3A2Tの後、テクニカルスコアーは89,04、3A1Lo3S後にテクニカルスコアーは105,78に
なり、最終的には126,12を獲得しました。これらはもちろん、実況中は頭の中だけの
計算になるのですから、感心してしまいます。でもテクニカルスコアーが90点ぐらいの時に、
世界記録樹立を宣言するほど、羽生選手の演技には目を瞠るものがあったのですね。
またジギさんは、一方で、「全ての日本の要素が絡まって、ここヘルシンキで羽生結弦が光り輝きました」と、大変詩的に語ったと思えば、他方では、羽生選手が3種類の4回転を飛んだという説明の後で、「これを、『勝つ見込みがない』と呼びます!!」と、SPの後で羽生選手にはチャンスがないと言った人たちに、皮肉を込めて語っているのが彼らしくて笑えました。
さて今後、羽生選手のSP,EX,ハイライト放送のFSと、宇野選手のSP,FS動画をアップする
予定ですが、私が録画した動画はぶれが酷くて音源としてしか使えないので、
息子にどこかから動画を探し出して来て、音源と合成してもらわなければなりません。
その頼みの綱の息子は、今日引っ越するらしく、愛する母の為にいつ時j間を割いて
くれるのか全くわかりません。
何とか圧力を掛けて、出来るだけ早くアップするように努力しますが、
皆さん気長に待っていてくださいね。