先ず、今回の東北、関東地方の地震、津波、原発事故による被害者の方に心からお見舞い申し上げます。
僕は原発について詳しいわけでもなく、以前から原発に対して反対運動を行なってきたわけでもありません。いかなる政治、宗教団体等にも属していません。この僕にとっても、今回の東北太平洋沖地震によって引き起こされた福島原発の事故は、原発の脆さを全世界に露呈するものであり、特に、近い将来起こるとされている東海沖地震と浜岡原発との関係性について深く考えさせるものでした。
電気の大切さは重々承知しており、便利で安定したエネルギーには大変感謝しています。今浜岡原発の運転を停止すれば、多くの人の仕事、生活に直接的に影響があり、僕自身大変不便すると思います。しかし、それでもこのように署名を集めようと思い立ったのは、放射能と言う得体の知れないものが引き起こす生命への恐怖です。
周辺の土壌、大気、水、動物、植物、建物全てのものが汚染され、人の細胞や遺伝子を傷つける。そえが消え去るまでには大変長い時間がかかるようです。そんな環境で生きていけるのか、想像できません。これから産まれてくる命に対してどう説明がつくでしょうか。
僕は放射能に脅かされた暮らしはしたくありません。明るい未来に生きていきたいです。
僕の住む静岡県南伊豆町は伊豆半島の南端に位置しており、たくさんの自然が残るとても住み良い町です。しかし、駿河湾を挟んで西の方角４～５０kmのところに浜岡原発はあります。もしも地震によって道路が寸断され、浜岡原発が事故を起こしたら私達はどうなるのか。風向き、潮流からしても、影響は免れないでしょう。事故の規模によっては日本はおろか、世界を巻き込む大惨事になる可能性も否めません。
自然災害は予知、予防が難しく、防ぎようがありませんが、原発事故は予防できます。私達ができる事として、東海地震に対しての一番の防災は浜岡原発の事故を未然に防ぐ事、つまり運転を停止させて備える事だと思います。無駄な電気を使わなければ可能な事ではないでしょうか。
上は現在の日本の原発立地図。浜岡原発が止まれば東海地震に対してはかなり安心できると思います。
尚、プラムフィールドの馬場利子さんが多くの賛同者を得て要望書を３月１８日に静岡県庁に提出されました。すばらしい活動と成果に心から敬意を表します。
災害発生から今日で１０日が経ち、震災や原発事故を取り上げる報道も徐々に少なくなっていくと思われます。でも現実は全く変わらない訳で、更にこの活動を広げていくことが大事だと思います。地道な活動ですが直筆の署名はeメールの賛同表明よりも重みがあります。同じ趣旨の署名であっても、署名を呼びかける人が違えば、賛同される方は何度でも署名して頂きたいと思います。
※現静岡県知事川勝平太氏は福島原発の事故を受け、浜岡原発で予定されていた６号機新設と４号機のプルサーマル計画を中部電力に対し、県として認めない立場を示しました。民意を尊重する素晴らしい知事なので、私たちの願いが届くことを期待します。
下記に署名用紙データへのリンクを貼付けますので、お手数ですがダウンロードの上プリントアウトして署名欄を全て埋めて頂き（どうしても埋まらない場合はそのまま送って下さい）、封筒に入れて（三折可）切手を貼り、記送付先まで郵送していただく様お願いします。
期限は４月一杯を予定しています。
送付先：〒415－0321 静岡県賀茂郡南伊豆町毛倉野７０１－１ 渡辺 隆之
連絡先：携帯080-6948-5328
署名用紙データへのリンク↓
http://patagama.up.seesaa.net/image/E6B59CE5B2A1E58E9FE799BAE9818BE8BBA2E5819CE6ADA2E8A681E8AB8BE7BDB2E5908DE794A8E7B499.pdf_.pdfご協力よろしくお願いいたします！！