バレンタインデーの日のブログで、
「未来の自分へのラブレター」
を事業者さんに提案したことを
書きました。

 


この時は「バーで」
「未来の自分に宛てて」
書いてもらう趣向でしたが、

「今」
「自分以外の誰かに宛てて」」

手紙が書ける喫茶店があることを
日経MJ紙で知りました。




今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!





「便箋(びんせん)喫茶」。

実在の店舗名です。
東京の経堂にあるそうです。

「手紙を書く文化を残したい」
との思いから生まれた
喫茶店だとか。





コンセプトは
「おばあちゃんの家に
 帰ってきた時のような安らぎ」。

約20席ある店内はいつも満席。

来店客の約8割は10~20代の
若者で、半数程度はおひとり様
だそうです。


この記事を読んだ時、
不思議だな~あんぐりって思った。

だって「タイパ」至上主義と
言われる若い人々が、

(書くにも届けるにも)
時間のかかる手紙を
わざわざ書くのか!?って。





その「わざわざ」を
うまく仕掛けているのが、
この喫茶店さんだな、
と思いました。

 


例えば、
ファンレターを書くお客さんの為に
それぞれの「推しカラー」※1
取り揃えるようにしたり、




便箋をデザインするプロの
アーティストとつながったり、

「手紙を書く相手がいない」とか
「もらう機会が少ない」人のために

「手紙ガチャ(有料)」※2
なんてのも置いてますからね~。




※1
「推し」が身にまとう
テーマカラーのこと


※2
カプセルトイで、ガチャの中には
「見知らぬ誰か」が書いた手紙が
入っていて1通もらえる。
中身は、悩み相談や日記風と
さまざま。
引いた人はスタッフ経由で、
(相手に)一度だけ手紙を返せる。

 

 


なんかね、
手紙文化や手書きって、

“書きたくなる仕掛け”や
“その価値”に

気づく(気づける)機会を

作れたら(提供できたら)、

全然生き残っていくんじゃないか
って思うんですよね。



その価値の一つは、
いうまでもなく

“現物の重み”


“重み”といっても、
もちろん実際の“重量”
ではありません。

紙自体は軽いので。笑ううさぎ


そうではなく、
“手に持てる”という
現実感・重量感。



モノがあるって、
残る/残せる、
ってことでもあります。



たとえば古くは
ロゼッタ・ストーンとか、

ラスコー洞窟の壁画とか、



高松塚古墳等々。

 




こういう古代のものも、
“物としてあった”からこそ、
残ってきました。




昨年の朝日新聞「声」欄に、
よく一筆箋を使うという方が
投稿されてました。


クローバー クローバー クローバー 引用ここから クローバー クローバー クローバー

SNSが全盛だが、私は
一枚の紙に思いを託したい。

相手を思い柄を選ぶ「間」が、
たまらなくぜいたくに思える。

「あなたからの一筆箋は、
 全部取っているんですよ」。

20年近く前の先輩の言葉が
色あせずに私を支えている。

クローバー クローバー クローバー 引用ここまで クローバー クローバー クローバー

 


 



私も、考えをまとめたり、
アイデアを練ったりする時は

必ず白い大きな紙と
「PRESS MAN」です。



手で文字を書く。
絵を描く。


生成AIがリアルな動画
作れるようになった今だからこそ、

手書きの価値も
温かみも、

逆になくならないと
思うんですよね。



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