「名付け(る)」が解決への第一歩!問題や課題には、積極的に名前を付けていきましょう! | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日のブログで、
「“素”のジレンマ」と名付けた現象を
ご紹介しました。

 


実はこれ、敢えて
名前を付けてみたんです。

名付けることで意識される、から。



思うに、
「名付け」って「実体を与えること」
なんじゃないでしょうか。



 

 


最も身近な「名付け」と言えば、赤ちゃん。ふたご座

新生児室では「田中ベビー」等だった子が、

「あおいちゃん」という名前を
付けられることで
「あおいちゃん」と認識されるように。

「2021年たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」
 で1位になった読み方より。






人は、名前のないものは

認識できません。

 

「ある」と認知できないんですね


酒井順子さんのインタビュー記事
(6月下旬の朝日新聞)に膝を打ちました。


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!






酒井順子さんといえば、
著名なエッセイストにして
2004年には『負け犬の遠吠え』で
婦人公論文芸賞を受賞した作家さん。




本のタイトルにもなった「負け犬」
という言葉は、同年の
「ユーキャン新語・流行語大賞」の
トップテンにも選ばれました。

自分を含む「30代以上・未婚・子ナシ」
の女性を「負け犬」と名付けたことで
その存在を浮き上がらせました。




酒井さんが最近気になっているのは、
「シングルマザーの恋人や再婚相手が
 連れ子を虐待する事件」と。


 

 


クローバー クローバー クローバー クローバー 引用ここから クローバー クローバー クローバー クローバー

ニュースで目に付き心が痛むが、
なぜ起こってしまうのか、
論じられている様子はない。

いま、この事象に名前を付けたいと思っている。

「名付けすることで注目されて、
 困窮するシングルマザーのケアにも
 つながるのでは」。

選挙には行くが、
政治的発言は自分はしない。

でも。

「名付けの意味合いって大きい。
 私には問題を解決する力はないけれど、
 ネーミングならできますから」

クローバー クローバー クローバー クローバー 引用ここまで クローバー クローバー クローバー クローバー



痛ましい事件が起こる度に
大きく取り上げられはするのですが、
やがてフェードアウト。

人々の記憶からも薄れかけた頃に
また同じような事件が起こる。

そしてまた問題提起されて終わり。


酒井さんは
この負のスパイラルを断ち切りたい、と。


そのために「名付け」の力を
使いたい、と。



 

 

 


特に、社会的な製品を出しておられる企業さんとか、
NPOさん、或いは福祉や教育系の団体さんには
ご提案したい。

今、あなたが「社会的な問題だ」と
思われていることで、
一般ピープルに知られてない
“不都合”に、名前を付けてください。

 

 

その他の企業や団体さんでも、

長年解決できていない社内の懸案に

「名前を付ける」をやってみてください。




これまで「名前がなかった」が故に、
知られなかったり、
問題視されにくかったことが、


名前を与えらえた途端
“見える”ようになりますから。

 




「名付け」の力を信じて、
どうぞ世に、社内に問うてください。

「名付け」なければ、
その問題はずっと
“あってもない”ままです。
 



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