今日はひな祭り。
いわゆる
「女の子の美しい成長と幸福を願うもの(行事)」で
「五節句」の一つ。
元々は、身の穢れを土や紙の人形に移して
水に流す「流しびな」として行われていたもので、
それが平安時代の貴族の子どもたちの間で
「ひいな遊び」というお人形遊びとなり、
やがて江戸時代には、
ひな人形そのものを段飾りにして
美しく飾って祝うようになったそうです。
(江戸時代末期の古今雛)
だから、「女の子に限って/のための」祭り
というのは、原点に照らせば少し違う。
元々あった「穢れを祓う」に照らして、
改めてこの日に「祓いたい」ものがあります。
昨日も言及した「駄言」です。
ジェンダー平等に真向から対立する
「早く絶版になってほしい」言葉です。
今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
「心を打つ『名言』があるように、
心をくじく『駄言』(だげん)もあります。
駄言には無意識の思いこみ、
特に、性別のステレオタイプによるものが
多くみられます。
これは、
そんな滅びるべき駄言を集めた辞典です」
内容紹介にこう掲げられた本。
それが昨日もご紹介した
『早く絶版になってほしい#駄言辞典』
です。
ここには、古いステレオタイプから発せられた
人の心を傷つけた言葉の数々が載っています。
発売時のリリースをリンクしておきますので、
ちょっと中身をのぞいてほしいです。
「女性らしさ」や「キャリア・仕事能力」、
「結婚するかしないか」や、
その先の「子どもを産むか産まないか」など、
昭和生まれには、
呪いのように浴びせられてきた言葉群。(;_;)
何度も言われ続けるうちに、
最初は怒り心頭に発していた私も、
そのうち、
「これくらいは聞き流さないと
社会人としてやっていけない」
と、だんだん自分で自分を
変に納得させる方向に、
意識を“歪めて”いってしまいました。
でも、時代は平成から令和に移り、
Z世代ではSDGsが当たり前な世の中で、
「女性だから」、
「女性なのに」、
「男性なら」、
「男性として」、etc.
そんなステレオタイプな
十把一絡げな発言に
傷つけられるのは
アホらしいんです、ホンマ。
言った当人は悪気がないことも多いだけに、
書籍中でインタビューに答えていた
スプツニ子!さんのように、
自分が駄言を言われた時には、
できるだけ、自分が傷ついた気持ちや、
「それは駄言ですから、
言わないほうがいいですよ」
という助言を相手に伝えるなど、
「駄言を祓う」思考や行動が
もっと広まっていってほしい。
嫌な思いをしてきた私だから、
「駄言を祓いたい」し、
自らも決して「駄言」を言ったり、
染まりたくないと思った「ひな祭り」です。
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