今一番しんどい業界といえば、
飲食業に宿泊業、
（いずれも関連業界含む）ですよね。
先月上旬の朝日新聞「声」欄に、
飲食店オーナーの方の、
「飲食業に我慢させ五輪開催とは」
という題名の恨み節も掲載されてました。
宿泊業も苦しさでは劣らない。
まん防や緊急事態が解除された県だって、
県外からの来客は昨年以来ほぼ止まったままですから。
とにかく今は、補助金でも協力金でもなんでも使って
乗り切る。乗り切った先には“観光爆発”がきます。
実際、感染が収まり出した海外では、
「リベンジ観光」とか「リベンジ〇〇」が
始まってますし、
日本でもこんなアンケートが。
“その時”に備えて、
こんな「親切」も自然に出るようにしておけば、
観光の第一波だけでなく第二波・第三波も来ます。
そんなBig Waveなら大歓迎。(*^^)v
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ！
大阪日日新聞の外部筆者のコラムに
「吉武英行 五感の旅」という欄があります。
ホテル・旅館プロデューサーの方が、
自身の経験も交えて、旅や宿の素晴らしさ、
逆にイケてないとこ等綴っておられます。
少し前、「宿のよしあしは・・・」と
題された回がありました。
筆者さんが、あるホテルのフロントクラークに
時刻表の有無を尋ねた時のこと。
筆者「すみません、時刻表ありますか？」
フロントクラーク
「どちらまでですか。お調べします」
ここから引用
たったこれだけのことなのだが、
ひと味違う。
一般的に時刻表までは貸してくれる。
しかし、問題はそこから先である。
つまり「お調べしましょう」という言葉が
出てくるかどうかがサービスの良しあしを決めるのである。
引用ここまで
確かに。(*ﾟｰﾟ)( ｡_｡)
知らない土地で時刻表だけ貸してもらっても、
鉄道マニアならともかく、
スッと目的の列車が見つかるとは限りません。
スマホのアプリを使えば一発じゃないか、
という声もあると思いますが、
ピンポイントで「そこに行きたい」のなら、
ページを繰った方が早いことも。
それに、時刻表って「時刻」以外にも
いろんな情報が載ってて楽しいですしね。
（時刻表ってなぜかノスタルジー感をかきたてられます。）
「知らない土地での時刻表」と言えば、
後にも先にもそれ一回切りのニューヨーク出張で
忘れられないというか焦った思い出が。。。(^-^;
休養日の日曜日に、ニューヨーク郊外に
家族で赴任していた友達を訪ねようと
（無謀にも！^^;）時刻表を貸してほしいと
フロントにお願いしたことがありました。
（「貸してください」なら
ひと言英語で済みますので。(^^;）
するとそのフロントクラークさん、
まさに上記引用のようなノリで、
「どこへ行くのか？」とか、
「何時に出発するのか？」とか、
「現地の駅はこうこうで・・・」とか、
「友達は迎えに来てくれるのか」とか、
大阪人顔負けの、想定外の大親切
(^▽^;)
こっちは乏しい英語力を総動員し、
鬼の形相で対応しているというのに、
いっかな鉄砲玉のようなニューヨーク英語が止まりません。
（察してちょーだいよぉぉぉー！←心の叫び
）
1Lくらい汗かいてようやく必要な情報をもらい、
ほうほうの体で部屋へ帰ろうとしたら、
その背中にまた
「グランドセントラル駅は広いから間違わないで」とか、
「切符は往復で買っておいた方がいい」とか、
「列車が入場する番線はよく変更されるから
表示板をよく見て」とか、
親切が飛んできました。
（グランドセントラル駅は、確かにだだっ広い！）
最初、機関銃のような英語に
「どーしよー( ;∀;)」と思ってたんですが、
段々と、
「このノリって大阪のおばちゃんのノリと同じやん！
困ってる人がいたら放っとかれへん。
なんやニューヨークの人らも
結構お節介焼きやねんなぁ」
と国境を越えた親近感さえ持ってしまいました。（笑）
今、コロナ下で更に進んだＩＴ化もあってか、
面と顔を合わせて話す機会が少なくなってます。
だからこそ、
旅行客の足が戻ってきたら、
一応（距離を取る等）気を付けつつ、
なるべく声をかける方が、
お互いに嬉しくなると思います。
今、人は、人の生の声に飢えてるから。
宿泊業Ｖ字回復の小さな起爆剤は、
こんな所にもあるかもですわよん。(*^^)v
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