目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日一昨日と『先読み広報術』の
出版記念イベントのあれこれを
お届けしました。

もう少し書いておきたいことがあり、
あと2日ほどお付き合いください。m(^ ^)m

 


今日は、講演会後の交流会で
名刺交換させて頂いたB to B企業の
広報の方から頂いた質問について。

 

 

(同じ本を読んだ、著者が好きetc.
 心が同じ方向を向いている人の

 集まりだったので、

 自然に交流が広がりました。グリーンハート


今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!





著者さんも、メディアゲストさんも、
司会のアナウンサーの方も、
み~んな交ざっての交流会
(名刺交換会)でした。スター

 


そこであるB to B企業の

広報の方々がこんなお悩みを

話してくださったのです。

「私どもの会社では、
 なかなか広報ネタ(リリースネタ)が
 ありません」


う~ん、、、なるほど、、、。うさぎ

 


確かにB to C企業に比べると
“ネタ”にできそうなことが少ない。

季節ごとにメニューが出るわけではないし、
(例えば今のトレンドなら「月見○○」。
 月見バーガーや、月見丼etc.)

 


母の日キャンペーンなんてのが
できるわけでもない。




B to B企業の方なら
「分かる~」だと思います。


 

 


そこで一つご提案したのが、
筆者の長沼氏が、講演でも

著書でもおっしゃっていた

ことの応用。


一つは、

“視点を上げる”。




メディアの報道姿勢は、
良くも悪くも世相・トレンド、
世の流れと共に動きます。

マクロな動きからミクロな事象、
ドンピシャ流行まで。


自社の言いたいことファースト
ではなく、

その姿勢(視点)に
自社を沿わせていく。





おもねるのとは違い、

今この環境だから、
今これが社会問題に

なっているから、

だからうちの○○は
□□な点で役に立てる、

という“自社ファースト”より、
一つ上の立ち位置に立つのです。



(お猫さまで例えればこんな感じはてなマークw)
 

 


その観点から経営陣や
事業統括部門等に

「今、○○が社会問題になっています。
 うちの△△を※※すれば(になれば)
 ◎◎の課題解決に役立ちます。

 そういう“味付け”
(=意味を持たせて)
 社会に投げることは

 できないでしょうか」

と提案する。


具体的にお話ししたのが、
コロナ禍が明けてから
ずっと課題の“人手不足”

 





取引先の法人に、

ただモノやサービスを
提供するだけでなく、


そのモノやサービスに、
得意先が困っている
“人手不足”解消に役立つ

仕組みを実装してみる。


たいそうなことでなくても、
相手さんの「ひと手間を省く」
イメージでOK。



同じ物品やサービスを買うなら、
そっちの方が「ええやん」に
なるのは明らか。

そういう取り組みが

報道を通じて広まると、
社会全体にとっても良いことです。



即ち、

売り手よし、
買い手よし、
世間よし、

が実現する。






二つ目は、
プレスリリースと

ニュースレターの
使い分け。


大きな(重要な)ネタは
プレスリリース、

時々のトレンドネタや、
人物ネタ、小粒な社会貢献ネタ等は、
一枚のニュースレターにまとめて、
こまめに記者クラブ等に投函。

もちろん自社webサイトにも掲載。


社内に落ちてる“良いタネ”を
ポチポチと拾い上げ、
端的にまとめて発信し続ける。





続けていくと、
思わぬところで
取材につながったりします。




例えば、講演会場で出された
この水。


(黒部の氷筍水)


これを見た時、
古巣の初期の初期の建造物が、
あの黒四ダムの建設現場で
大層役に立ったことを思い出しました。

それを居合わせたラジオ局の方々に
お話しすると、

「そんなことがあったんですか?!」
「めっちゃいい話ですやん」

と。


 

 



社内外にアンテナを立て、
時機を逃さず、
経営層とも意思疎通して
果敢に自社情報の発信を続ける。





B to B企業でも、
広報を通じて、
ブランディングも、
経営基盤の強化も、

可能です。

B to B企業の方、
頑張ってくださいませ~。

だって日本の根幹の根幹を
支えておられるのは、
皆さまですから。グリーンハーツ



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昨日は、長沼史宏様の
『先読み広報術』出版記念イベントに
行ってきた旨を書きました。


(開始時の様子です。
 株式会社オプテージ様の会議室に
 ほぼ満杯の参加者。
 右奥は司会をなさった
 ラジオ大阪のベテランアナウンサー
 原田年晴様。
 原田様の番組はこちら。)


会場で聞いた、長沼様ご自身の

「展望」にはたと膝を打ちました。

ぜひあなたにも
聞いて頂きたい~。(*゚ー゚)( 。_。)


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アステリア株式会社の執行役員にして、
東北大学の特任准教授(客員)、
(一社)ブロックチェーン推進協会
事務局長、
広報勉強会@イフラボの主催、等々、

既に何屋さんか分からないほど
八面六臂の活躍をされてる方ですが、


(長沼様ご講演の様子。)


軸足は広報。
ご著書も広報。


広報人なら目指したい姿の方が
会場でこうおっしゃった。


「『広報が分からない社長』
 をなくしたい」

 





ひと昔前の広報って、
会社で決まったことを
粛々と発表するイメージ、
でしたよね。

営業みたいに、目に見える
お金を稼いでくるわけでもないし、

ともすればコストセンター的に
見られることさえあった。


そういう“広報感”、今は
とんでもない時代錯誤。





社会と会社の間に立てる広報だからこそ、

“何を”
“いつ”
“どのタイミングで”
“どう味付けして”


世に出すかを、

経営層に進言できる。


(片足は社外、片足は社内)


同じ社内の人間だからこそ
中に眠る“お宝を発掘”し、

新たに想定外な方角から
光を当てることができる。




コストセンターどころか
“未来の種まき屋”、


 


“自社のファン開拓請負人”
なんですよね。





そこを分からずして、
広報を軽視、ないし、
「広報なんて要らん」と
そっぽを向く社長を失くしたい、と。



世の中よくみると、
・勢いのある
・ノッテいる
・前へ進んでいる
・実績を出している
組織ほど、広報重視。


あの近大さんが典型か、と。


近大広報の仕掛け人が著した
『近大革命』で語られているのは、
「広報ファースト」な経営。

それ(その思想)に則っての行動が、
徐々に大学経営を変えていった、と。


その結果が今の姿。



長沼様の提言をまとめます。

◎広報に社長の理解を

◎経営会議に広報を入れてください

◎広報のKPIは経営者と広報が
 相談して決めましょう

◎まだない所は、まず
 “組織”を作ってください。
 兼務でお茶を濁すのではなく、
 人事や総務等と同格程度と考えて

◎最初は兼務やむなしとなっても、

 そこから組織整備のロードマップを

◎担当者を決めるのに迷ったら、
 ピンチをチャンスと思える人を





もし経営者の方が
読んでくださってたら、

自社に広報という組織はあるか、
そこはどうなっているか、を
再点検してほしいです。



周りに経営者がいらしたら、
こういうことを
知らせてあげてほしいです。



広報は出自からして、
「三方良し」を内に抱えています。

だから、SDGsの時代に
なくてはならない部署であり
役割とも言えるのです。






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先週金曜日に、
『先読み広報術』を著された方の
出版記念イベントに行って
(ちょびっとだけお手伝いして)きました。


(サイン、もらっちゃいましたぁ~。ブルーハート


著者さんが、広報の仕事を

始められた時の地元紙・
長野県の信濃毎日新聞社
伊那支社の支社長さんが

発行元(宣伝会議)のWebメディアで、
記者の目から書籍を紹介されていました。


そこに、経営者にこそ、
読んでほしい提言があったのです。



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同支社長さんは、著者である
長沼氏の広報手腕を高く評価した上で、

同著にある広報の歴史に
目を向けられています。

即ち、

「『広報』と訳された
 『パブリック・リレーションズ』
 の定義を『企業や団体が、
 より良い関係性を社会と
 構築し維持し続けるための活動』
 と(長沼氏は)記す」と。


 

 

まさにおっしゃるとおりで、

広報は経営者に都合よく使われる

部署や機能ではありません。

そんな御用聞き広報は、
メディアサイドから見抜かれます。



あくまで、
社会と自社の両方に軸足を置き、



(虹があっち側とこっち側に
 かかっているように)


自社の言いたいまま
喧伝する姿勢とは決別する。



それこそが(良い)広報なのだと、
私なんかは考えています。



再び支社長さんの言を
引用させて頂くと、

「広報を重視し、日常的に
 社会とコミュニケーションを
 図ろうとする姿勢は、

 組織の透明性を高め、




 コンプライアンスや
 ブランド力の向上に
 つながるはずだ。





 中古車販売大手のビッグモーターが
 不祥事を説明する記者会見を経て、
 ようやく広報部門を設けたと知り、
 そうした思いはさらに強まった」。

 

 


“日常的な
 社会とのコミュニケーション”

 

 


そのために

広報という部門や
人が、いる(居る/要る)。

 




このことを、
全ての経営者さんに伝えたいです。



未だに問題を抱え続けている
あの中古車販売会社や、
そことの関係が取り沙汰されている
損保会社の経営者さんだけでなく。




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