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1996。

青春時代の真っ只中。

先の事とか色々考えながらも、一日一日に笑いがあれば
一日が楽しくなれた。

理不尽が一番納得できなくて、大人達とのすれ違いも
たくさんあって。

何も世の中に役に立てなくても、仲間がいれば
寂しくなくて毎日が飽きない日々。

無茶なんてその一瞬。


終わってみたら皆で笑い転げて笑い声だけが深夜に
木霊する。

暇だとか言いながら
何かを探していた。

このグループは男の子。


男の子だからこその青春時代?(笑)

彼女皆いても証さないみたいな(笑)

みんな解っていたんだろうね。
ここには男の子のグループだから俺達は楽しめる場所が在ることを。

端から見たらただの不良グループにしか思われなくても、
そんなの関係なくて。
はい、好きなように俺達を分析してください!って


見た目で判断するな…


俺達の何が解って伝わんの?


そんな感じ(笑)


熱海まで六人でチャリこいで夏休みに旅した事あるんだけど、当初バイクで行けばいいんじゃねーの?
って意見にね…
「苦しい場面もないのに楽な旅なんてなんの意味が在るのか?」

それでチャリで行ったんです。
参加しない奴もいたけど、そんな事どうでもよくて。

見えない見たこともない経験をただ知りたかっただけなんだと思う。


まぁね…ハチャメチャな夏の思い出。

夏休みが終わって、こんな話を少し話した高校の友人が
「ださくね?嘘でしょ?」

うん。
ママチャリこいで、海老名から熱海まで行くなんて
端から見たら不思議に思うかもしれない。


でもね。


チャリだから経験出来ないことその一日でたくさんあった。

小田原当たりで俺の自転車がパンクしたとき丁度坂道が急で、皆から遅れをとっていたときに

「おまえおせーから代わってやんよ」

って。

この時、そんなに深く考えていなかったけど
熱海に着いたときに丁度花火大会がしていて、疲れ果てた自分達を歓迎してくれる花火に思えた。

この後も大変だったの。
警察に補導されないように、泊まる場所確保するためになぜだかしれんけど、熱海の市内を長時間さ迷ったあげく

住職の家に泊まったり。


次の日ビーチで日中騒いで楽しんだ後
「これから帰らん?警察に補導されても厄介じゃね?」
まぁね地元じゃないから厄介のはわかった。
でも俺は帰りたくなかった。
この楽しい時間の後には日々の現実と向き合って行くことが
どれだけ苦痛があるのか分かっていた。

「帰りたくね」

そう俺は言ったと思う。

皆は黙っていたと思うけど、リーダーがその意見を通してくれた。

で、当時熱海公園の建設予定の工事中の場所に寝床に。

寝床じゃないね。

朝方まで皆結局起きていて。


夜中、親友と雨の中ブルドーザーの中で世の中や自分たちの環境の想いをさらけ出して泣いた自分に折り返し静かな波が二人に返した時間を今だに覚えている。

まったりと二人で話していたら他の奴らが急に脅かしてきて(笑)

人生の環境なんて
いつでもどうにもなる

己の強い意志さえあれば。

17のこの夜初めて理解した。


朝方、熱海のビーチをずっと皆で眺めて
「自転車で有料道路突っ走るか?」

誰も反対する奴もいなく(笑)

海老名に着いたのは夕方。

何事もなくこの時も親友と別れて帰路に着いた。

家につく手前、不思議と二日前に同じ景色が違うことに驚いた。

少年でも大人でもどちらでもいい。


それはね周りが決めつけること、自分達には自分達の世界があればいいのさ。

この時間は二度と帰らない。
この時間があったからこそ息子にも大切な仲間を
見つけてほしいと切に願う。

仲間はいつまでもどんな結末にしても財産である。

1996の夏を。