ジョン・パイパーというアメリカ人牧師が、「コロナウイルスとキリスト」
という電子書籍を無料で配布している。
この本でパイパー師が問うているのは、
「揺るがない岩の上に立っているかどうか?」
パイパー師は2005年に前立腺のガンを宣告され、重症化のリスクがあるが、イエス・キリストにある信仰のゆえに、生きるにしても死ぬにしても、神が共におられるから、自分はこの揺るがない岩の上に立っているから大丈夫と感じていると言う。
パイパー師はマタイ10:29‐31を引用しこう言っている。
二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。
また、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。
だから恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。
一羽の雀も神のご計画によらずして地に落ちることはない。ウイルスも神のご計画によらずして動くことはない。
「コロナウイルスを止めることができるのと同じ主権が、その中にあるたましいを維持するまさにその主権であることを知っている。」
ヘンリー・マーティンという宣教師は、疫病で、1812年10月16日に召天するのだが、その年の1月の日記にこんなことを書いている。
「客観的に見ても、この年は、私が今まで体験したどんな年より危険なようです。しかし、もし私がペルシア語の新約聖書を完成するために生きているならば、その後の私の人生はそれほど重要ではありません。しかし、生きるにしても死ぬにしても、キリストが私のうちに拡大しますように。もし、キリストが私のために働きをもっているならば、私は死ぬことはできない。」
パイパー師は、このことばを、次のように言い換える。
「キリストの仕事が終わるまで、わたしは不滅です。」
第一部は、このように、神の主権、神のご性質、揺るがない岩について書いている。