ようやく!放蕩息子が帰ってまいりましたヽ(=´Д`=)ノ

お帰り!マイ サン!




このワイルドなグレインレザー。厚めのアウトソール。




なかなかの重厚感ではないでしょうか?

そして、お待ちかねの型番はというと…。



赤茶のライニングに銀文字ですので、かなり読みにくいですが「31835」でした!

ん?どっかで見たような型番だぞ?(゚Д゚)

実は手持ちのBEACONの型番が「31836」なのです。

だもんで、BEACONとは兄弟みたいな関係なのかもしれません。

どうりでシボ革の質感がクリソツなわけだ!

製造記号は「FI」ですので、BEACONより一つ年上の68年生まれと思われます。



細部を見ていきます。まずはキャップトゥの部分。




BEACON同様、厚いグレインレザーのため、パンチングが立体的に見えます。

また、Vikingシリーズ「S1311」のように、ギザギザ部分は斜めにカットされています。




メダリオンはコンコルド型。




そして、羽根の付け根の部分にはスクエアステッチが施されています。




このスクエアステッチ、ガレッジセールさんのブログで取り上げられていたショートウイングの外羽根インペリアル(66年製)(tomojin329さんの検証により「Viking」シリーズであることが判明)にもついていました。





また、eulopianblendさんが所持されているレギュラーラインのViking(66年製)にもスクエアステッチがついています。





さらには、アメリカの有名ビン靴マニアVintage Shoes Addict氏が所持されている珍しいUウイングにもスクエアステッチが施されていました。



話はそれますが、VSA氏が所持されているこのUウイング。かなりレアなのでは?

ゴールデンハーベストのこんなペアがあったんですねΣ (゚Д゚;)

これもVikingシリーズなんでしょうか???

ちなみにVSA氏、今回、私が紹介しているペアもお持ちのようです。

以上のペアを見比べてみるとおわかりいただけるかと思いますが、レースステイからヒールカップまでの造りがすべて共通しているように思われます。



続けてサイドの切り替えし部分。




ヒールカップまわり。






インナーにはBEACON同様、「UNION MADE」「3」の表記。




タン裏はフェルト。中央から先端にかけては布地のライニング。

このあたりはVarsity、BEACONと同じです。




おなじみレギュラーラインのスタンプにギザギザのインソック。




嬉しいデッドストック(^.^)。キレイすぎて履けない。でも履きたいという葛藤。




びっしりと打ち込まれた釘。右側なんかはスキ間がほとんどありません。




細かく丁寧なアウトソールのステッチ。






最後に全景を。





今回のペア、サイズ「9D」です。

ケン様だと9Dはキツいのですが、こちらのペアはピッタリでした。

一度は逃したものの、ふたたび帰ってきたマイサン。

大切に育てていきたいと思います(´∀`)