公園で見つけた初アジサイ
この時期の退職って多いですね。
最終出社は5月末~6月初め、賞与を受け取って有休を消化して、7月から新たな会社へ…というながれです。
マーケットも動き始め、転職しやすい環境も後押ししているようです。
退職理由はそれぞれです。
けれど、やはり何と言っても”人”との信頼関係が築けなかったことが一番多いでしょうか。
最初のきっかけはご自身の”ミス”なのですが、その後上司やチームとの関係修復ができないまま退職の決意をされるケース、これ本当に多いのです。
わずかなミスなのに、そのことで自分が築き上げたものまでも地に落とすような言い方をする上司、確かにいます。
まったく悪意の無いミスなのに、まるでそのミスが自分の全てのような評価をする上司もいます。
ミスや失敗した事実は確かに辛いですよね。
まさか自分が…って。
それだけでも十分辛いのに、それにより変わっていく周囲の視線はもっと辛いと思います。
そんな辛さから自分を守るために会社を辞めるというのは、ある意味で有効な選択かもしれません。
でもね、それで辞めたら後に残るのは、ミスや失敗をして辞めたという事実だけなんですよね。
そこを踏ん張って、目の前のお仕事をコツコツやって、再びボスやチームと良い関係を構築できたとしたら…これは紛れもなく素晴らしい財産になるわけです。
他人事、きれいごとで言っているのではないんです。
ミスや失敗ではないけれど、私も以前尊敬していたボスが退職し、会社の方針が180度変わり、私自身のそれまでのやり方がほぼ否定される…ということを経験しています。
その時は真剣に転職を考えましたし、活動も少ししました。
こんな会社でやってられるか!!って。
あんなボスとやってられるか!!って。
でも、ある日思ったのです。
それまで真面目にやってきたことを否定されたまま辞めるのは合点がいかない!
そして、もう少しだけ頑張ってみることにしたのです。
そうすると、案外“味方”が多いことにも気づいて、そういう方たちへの感謝を感じたり。
同じような思いをしている同僚がいることにも気づいたり。
今思えば私の成長を後押ししてくれた出来事でもあるのです。
私が大好きなアメリカのテレビドラマ‟グレイズアナトミー”でこんなセリフがあります。
Mistakes are painful. But that is the only way to find out who you are.
(失敗は確かに辛い。 でも、それによって本当の自分がわかるんだ。)
ミスは…気づきの種なのかもしれません。
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