小学6年生になった息子ちゃん…
小さい頃から感受性が豊か…を超えるほどに、色んなことに対して過剰に反応することが多々あり…
それはそれで、人の気持ちが理解できる優しい子やな〜〜とは思うし、色んなことに対してちょっと違う感性や物の捉え方が違うのも、すごく素敵な個性やと思う。
確かに、息子は優しい。
でも…6年生ともなると、すぐに泣いちゃう事や人に譲ること、争いを避けようとする事…などが、時には弱さと映り…
幼さゆえのものなのか、本当に弱いのか…な疑問が湧き、このまま中学生、高校生、大学生…さらに社会人として色んなことに対応できるのか…
親として心配にもなり…な矢先に。
剣道を習い始めて4年目の息子が、お稽古中に顔色が真っ白になって、全身から汗が吹き出て、しばらく休憩する時間が続くようになって…
どうも、暑さやお稽古のしんどさだけではないような気がして、
「何が息子にとって、しんどいって感じてるんやろ…」ってずーっと観察&考えてた時に。
ふと目に留まった一冊の本。
ひといちばい敏感な子
チェックシートが付いてたので、息子の様子と照らし合わせてみると…
ほぼ当てはまる。
敏感な子
本当にまさしく、全てにおいて敏感って言葉が当てはまる。
そして…さらに衝撃的だったのは…
私にもほぼ当てはまる。
ひといちばい敏感な子は
HSC(The Highly Sensitive Child)
ひといちばい敏感な人は
HSP(The Highly Sensitive Person)
と呼びます。
本を読み進めるうちに、私が幼い頃に感じてたしんどさが蘇り、息子のしんどさがサーっと理解できた瞬間。
剣道のお稽古中にしんどくなる理由…
それは、先生の激しい指導中の言葉でした。
小学生最高学年になり、まとめ役として号令を担当するようになった息子への指導は、ちょっと厳しくなって…
お稽古の内容が厳しいのは大丈夫なんだけど、言い方がキツイというか激しいというか…
整列がちゃんとできない低学年の剣士に、息子なりに並ばせようとするものの…
なかなかうまくいかない…って焦ってる時に
「さっさと整列させろ!6年ならそのくらい言われんでもやれ!」っと怒鳴られ…
そう…この時点で、HSCは、かなりのダメージを受けてしまう。
怒鳴られる事に先ずは萎縮してしまい、整列させられない自分を責めてしまい、6年生ならって言われる事に理不尽さを感じ…
っていう感じでHSCは、色んなことをいっぺんに感じ、それに対応する術がわからない時は全身でしんどさや辛さ、不甲斐なさ…だけを受け取ってしまう…
もちろん、色んなタイプのHSCがあるから、全てがそうだとは限らない。
私の幼い頃と比べても、受け取り方が似てる部分はあると思うけど、息子と私とでの対応の仕方は全く違う。
男女の違いもあるから、男の子の方が《弱い》っていうイメージに映りやすくて生きにくいかもしれない…
息子がHSCってわかってから、息子への接し方をちょっと変えてみると…
お互いにすごく楽になってきたような気がしてる。
もしかして…うちの子って
ひといちばい敏感なのかも?な方に、敏感なのは悪い事じゃないし、敏感さを最大の強みに捉えていければ…
敏感過ぎるゆえに育てにくいって感じることも、敏感な部分を理解できると、その子ならではの感性を楽しめる。
HSCやHSPの事、ちょっとずつ掘り下げて綴っていこうと思います。