2度目のチャンス
昨日の真夏の暑さから一転、
涼しい上海です。
だけど、家の中はむしむしするー
6月中旬に、
ヴァイオリンの発表会があります。
今、まさにその時に弾く曲の練習中なんですが、
前回のレッスンで、
2人とも先生にあきれられちゃいました。
全然ダメだって。
下の娘は、進歩が見られないって。
上の娘は、どう表現したいのかが見えないって。
2人とも深刻です。
深刻度で行くと、
下の娘の方がより厳しいのだけど、
彼女と上の娘ではヴァイオリンに対する
真剣度が違うので、
上の娘の方がはるかに苦しんでいる状態です。
高等部に入ってから、
ヴァイオリンの練習時間が
なかなか取れないからねー
いかに時間を有効に使うか、です。
今、練習中の曲は、
ヴィターリのシャコンヌというもので、
初めて聴いたときから、
あー、娘が最も苦手とするタイプの曲だ
と思いました。
これをあの子に表現しきれるのか?
だけど、あえてこの曲をやらせるわけだから、
先生としても、この曲で表現力を磨かせ、
1つ壁を乗り越えさせようとしているのだと思います。
先生にとってこの曲は、
12歳の時にロシアの国営放送で弾き、
大絶賛を浴びた思い出の曲なのだそうです。
天才少年、現る!
って感じだったんでしょうね。
それ以来一度も弾いていないそうですが、
今回、娘の課題にこの曲を与えたことで、
何十年かぶりに弾いてくれました。
なんていうか、
魂を揺さぶられるような深い曲です。
この曲を最初から最後まで弾くと、
発表会では長すぎるんですね。
それで一部カットすることは決まっているのですが、
前々回のレッスンで、
「次のレッスンの時の出来次第で、
カットする量を決める。」
と言われたんです。
出来が悪ければさらにカットする
ということです。
それなのに、前回のレッスンで、
先生の良しとするレベルに
全く届いていなかった。
先生はあきれながらも、
もう一度チャンスを与えてくれました。
今度のレッスンまでに、
何か自分なりにつかめるでしょうか。
先生は、教会のステンドグラスから差す光を
思い浮かべろと言います。
あの子は、
フランスにいた6年余りの間に、
フランス各地のゴシック教会や
ロマネスク教会を
飽きるほど見てきました。
素直に吸収する子供時代に、
あの荘厳な雰囲気を直に感じることができたのは
本当にラッキーでした。
あのひんやりした石造りならでは独特の空気、
響く音、
パイプオルガンの音色、
人々の祈る姿、
そういったものを五官で感じることができたのは
すごい財産だと思うのです。
そういうものが音楽性としてでればいいのに
と思っているのですが、
なかなかね・・・