お顔の見えない方達とも、こうしてブログを通してつながることができ、共感したり意見を交わせるのが、とてもありがたいと思っています。
昨日ふと、感じたことをお伝えします。
「同じことをしていても、その人の発する言葉、姿勢、態度が作り上げる空間は全然違う」
昨日、バスに乗っていました。
そのバスの乗車時間は、たったの15分くらいでした。
いつもだったら、その15分はこれからのことなど考え事をするために使います。
ですが、昨日はそのバスの中の空間、雰囲気が、とても温かく居心地の良い心がホッとする空間になったのです。
それは、運転手さんのおかげです。
「お立ちのお客様、間も無く止まりますのでお気をつけください」
「後ろの方にお座りのお客様、何か物を落とされましたよ」
「拾ってくださったお客様、ありがとうございます」
などの丁寧で優しい配慮の行き届いたアナウンス。
すごいなぁ、素敵だなぁと思いました。
同じ「バスの運転手さん」でも、中には何のアナウンスもなく、無言で
急に発車したり停車したり…という方も正直いますよね。
それでも「ただ運転する」ということが運転手の仕事だと思えば、それでいいのです。
けれど、昨日の方は間違いなく違いました。
運転する自分の車の中を、丁寧に見て、起こっていること、起こりうることなどを想像し、
客に配慮しながら丁寧にアナウンスをしているのです。
お年寄りが降車を急ごうとしていたら、
「急がなくていいですよー」と言ったり。
バスの中の全ての人に語りかける優しい口調に、
思わず返事しちゃいたくなるほどでした笑
(というか、実際私の隣にいた人は小声で返事をしていました笑)
きっと、その中の空間の温かさを感じたのは私だけではないはずです。
同じことをするのでも、その方の見ている世界の抽象度によって、
はたらきかけが全く異なり、
その結果周りに与える影響も全く異なる。
具体的には、
「ただ運転する」→バスの運転だけに集中すればいい。
「運転する車の中、すべてを安全に丁寧に配慮して居心地も良くする」
→バスの中、外丁寧に観察し、先を予測し、アナウンスする。
同じことをするのでも、想定している物事の抽象度が全く違うのですね。
目の前のことだけにとらわれず、
自分のやることが関係すること、想定できること全てに思いを巡らせ、
人を温かな笑顔にする。
私だったら、どんなときでも、後者の方をやれる人になりたいなーと思いました。
なんだか、たった15分ですが、
心が温かくなりました
以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます