今日 9月19日(木)は、グスタフ・マーラーの「交響曲第7番」ホ短調《夜の歌》の初演が行われた日です。
交響曲第7番は、グスタフ・マーラー(1860~1911)が1905年に完成した5楽章から成る交響曲です。マーラーが第2楽章と第4楽章に「夜曲」と名付けていることに由来し、《夜の歌》という副題が付けられていますが、この交響曲全体の副題という訳ではありません。

■第4楽章「夜曲」アンダンテ・アモローソ
ーーー (約12分) ーーーーーーーーーーーーーーー
■2019年9月19日 ーーーーーーーーーーーーー
今日ご紹介する「交響曲第7番」は、マーラーの「ウィーン時代」に完成されています。1903年、マーラー43歳の時、フランツ・ヨーゼフⅠ世皇帝から第三等鉄十字勲章を授与され、同年に次女アンナ・ユスティーネが誕生します。

次ぐ1904年4月、ウィーンの創造的音楽家協会名誉会長に就任(設立者はシェーンベルクとツェムリンスキー)。その夏のマーラー44歳の時、マイアーニヒの山荘で「交響曲第6番イ短調」を書き上げ、この「第7番ホ短調」の2つの「夜曲」を作曲。翌年45歳の夏、同マイアーニヒの山荘で本曲「第7番」の残りの第1楽章、第3楽章、第5楽章を作曲して完成に至りました。

初演は、1908年の今日9月19日、プラハにて、マーラー自身の指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏により行われました。(1909年にオーケストレーションの一部改訂。)

スケルツォ楽章(第3楽章)を中心とし、その外側に2曲の「夜曲」、その外側にもさらに2つの楽章を配置し、対称的となっています。交響曲第1番の初期構想が5楽章構成であったほか、交響曲第2番、交響曲第5番、交響曲第10番が5楽章構成の作品です。
・第1楽章 ゆるやかに ロ短調 4/4拍子 → アレグロ・リゾルート・マ・ノン・トロッポ ホ短調
2/2拍子 序奏付きのソナタ形式
・第2楽章 「夜曲」 アレグロ・モデラート → アンダンテ・モルト・モデラート ハ長調 4/4拍子 拡大された三部形式
・第3楽章 スケルツォ 影のように。流れるように、しかし早すぎずに ニ短調 3/4拍子 三部形式
・第4楽章 「夜曲」 アンダンテ・アモローソ ヘ長調 2/4拍子 三部形式
・第5楽章 ロンド・フィナーレ アレグロ・オルディナリオ 4/4拍子 ハ長調 自由なロンド形式
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多肉植物 グラプトペタルム 「おぼろ月」 葉挿し12日目。
芽の様子がはっきり分かるようになりました。
グラプトペタルム「おぼろ月」 挿し木(挿し芽)(12日目)を観察していて、茎に付いている一番下の葉が紫色に変化し、折り曲がってきていることに気づきました。つまり葉が発根のエネルギー源と言うことが改めて分かりました。




