モーツァルト「弦楽四重奏曲第20番」 ニ長調 K.499 《ホフマイスター》 | クラシックばっか 時空間

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今日 8月19日(月)は、モーツァルトの「弦楽四重奏曲第20番」ニ長調 K.499 通称《ホフマイスター》の完成日です。

今日ご紹介する ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)の「弦楽四重奏曲第20番」ニ長調 K.499 は、ドイツの作曲家であり、音楽出版者のフランツ・アントン・ホフマイスター(1754年5月12日 ドイツ – 1812年2月9日 ウィーン)のために作曲されたことから、通称《ホフマイスター》と呼ばれます。


■「弦楽四重奏曲第20番」ニ長調 K.499より、第2楽章「メヌエット」
ーーー (約3分)ーーーーーーーーーーーーーー
演奏:ハーゲン弦楽四重奏団

 


https://www.youtube.com/watch?v=fStzgYZoiQA

 

■2019年8月19日 ーーーーーーーーーーーーー



1786年の今日 8月19日にウィーンで完成されました。
作曲の動機等についての詳しいことは分かっていませんが、モーツァルトの知人でもあった出版者のホフマイスターへの借りをこの曲をもって返したのではないかと考えられています。

 

小さな庭に咲くゼラニウム サニーデイ スモーキー アイ ホワイト


「ハイドン・セット」と「プロシャ王セット」の間に挟まれた「弦楽四重奏曲第20番」ニ長調 K.499は、ポリフォニー(独立した複数の声部的な扱い)が多用されている第2楽章の「メヌエット」と「トリオ」が特徴的です。

 

小さな庭から見上げた空

 

 

参考までに「ハイドン・セット」(ハイドン四重奏曲)は、モーツァルトの作曲した弦楽四重奏曲であり、6曲まとめてヨーゼフ・ハイドン(1732~1809)に献呈されたので、「ハイドン・セット」(ハイドン四重奏曲)と呼ばれます。

「弦楽四重奏曲第14番」ト長調 K.387(ハイドン・セット第1番)(1782年)~「弦楽四重奏曲第19番」ハ長調 K.465《不協和音》(ハイドン・セット第6番)(1785年)です。

 

 


また、「プロシャ王セット」は、同じくモーツァルトが作曲した3曲の弦楽四重奏曲の総称であり、プロイセン(プロシャ)王フリードリヒ・ヴィルヘルムⅡ世(1744~1797)からの依頼により作曲し、献呈されたことから「プロシャ王セット」の名で呼ばれます。

「弦楽四重奏曲第21番」ニ長調K.575 (プロシャ王第1番)(1789年)、「第22番」変ロ長調K.589 (プロシャ王第2番)、「第23番」ヘ長調K.590 (プロシャ王第3番)(1790年)です。 

 


「弦楽四重奏曲第20番」ニ長調 K.499は、第1・第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの楽器編成により、4つのまとまりから作られています。


ーーー (全曲:約25分) ーーーーーーーーーーーーー

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=SVEz96aHvk8

■2019年8月19日 ーーーーーーーーーーーー



・第1楽章:Allegretto ニ長調 ソナタ形式
・第2楽章:Menuetto ニ長調 三部形式
・第3楽章:Adagio   ト長調 二部形式
・第4楽章:Rondo,(Molto) Allegro
           ニ長調 自由なソナタ形式 







フランツ・アントン・ホフマイスター
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「アゲハモドキ」がいました。(昼飛ぶ蛾の仲間だそうです。)