メンデルスゾーン  序曲「ルイ・ブラス」 作品95 | クラシックばっか 時空間

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 今日 3月11日は、メンデルスゾーンの序曲「ルイ・ブラス」が初演された日である。

 

 

 

■2019/03/10 23:44 ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

■洗足学園音楽大学   指揮:クルト・マズア

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■2019/03/10 23:38 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

■メンデルスゾーンの序曲「ルイ・ブラス」

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 メンデルスゾーンのフルネームは、ヤコプ・ルートヴィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ(1809~1847)である。

 「ルイ・ブラス」は、フランスのロマン主義の文豪ヴィクトル・ユゴー(1802~1885)によって1838年に書かれた5幕からなる戯曲『リュイ・ブラース』の慈善公演のために、フェリックス・メンデルスゾーンによって作曲された同名の「序曲」である。

 

 

 1839年の3月の初めにライプツィヒの俳優養老年金委員会から最初に、「合唱曲」(「『リュイ・ブラース』からのロマンス」作品77-3)を依頼され、さらに同委員会より「それだけでは短いので」という理由で「序曲」の作曲も依頼される。

 

メンデルスゾーンはそのために大急ぎで作曲に取りかかり、わずか3日間という異例の早さで作曲した作品である。

(一説によると、メンデルスゾーンは依頼者の態度に不快感を持ち、反抗心から意図的に(わざと)短期間で書き終えてしまったとも言われる。)
 

 

 戯曲の内容は、「16世紀のスペインを舞台に、王妃に恨みを抱くドン・サリュスト侯爵が、自分の部下で平民のリュイ・ブラースに貴族ドン・セザールとして偽装させ近づけさせ、王妃を不倫の罪に陥れようとする。

 

しかしリュイは王妃と相思相愛になり、王妃を守るため、侯爵を殺し、自らも自殺して果てる。王妃はリュイの死を見守り、その偽りを許し、リュイへの愛を告白する。」というものである。

 

 

 初演は、ヴィクトル・ユゴーの戯曲『リュイ・ブラース』の慈善公演の「序曲」として、1839年の今日、3月11日に、ライプツィヒの国立劇場で作曲者自身の指揮により行われた。

 

 

 今日ご紹介する序曲「ルイ・ブラス」(リュイ・ブラース)は、ハ短調、2/2拍子の序奏(レント:ゆるやかに、遅く)から開始され、3つの主題が提示・展開され、再現部ではハ長調へと転調され、華やかな雰囲気の中、終結部へと進む。

 

 


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□動画1□(演奏時間:約8分)
■動画1■ 序曲「ルイ・ブラス」作品95 □ ▶ Eduardo Portal conducts Mendelssohn Overture Ruy Blas - YouTube


□動画2□(演奏時間:約8分)
■動画2■ 序曲「ルイ・ブラス」作品95 □ ▶ Felix Mendelssohn Bartholdy - Ruy Blas Ouvertüre (op.95) - YouTube


□動画3□(演奏時間:約9分)
■動画3■ 序曲「ルイ・ブラス」作品95 □ ▶ Mendelssohn: Overture to Ruy Blas, Op. 95 - YouTube

 

 

■音楽家コイン

 

ドイツ 5マルク 1984年発行
メンデルスゾーン「生誕175年」(真夏の夜の夢)

 

 

 

メンデルスゾーン5マルク表

 

 

 

メンデルスゾーン5マルク裏