シェリング  「ピアノと管弦楽のための幻想的組曲」  作品7 | クラシックばっか 時空間

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 今日 7月26日は、アーネスト・シェリングの誕生日である。

 

 

 

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「ピアノと管弦楽のための幻想的組曲」 作品7 より、「第3楽章」(間奏曲)

 

 

■2019/03/26 23:19  ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 アーネスト・ヘンリー・シェリング(1876~1939)は、アメリカ合衆国のニュージャージー州ベルビデール(ワシントンから北西へ約15kmほどの距離にある町)出身のピアニストであり、作曲家ある。

 スイス出身の父親から音楽を学び、幼年期より神童と呼ばれ、わずか4歳にしてフィラデルフィア音楽アカデミーに入学している。

 

7歳でヨーロッパに留学し、パリ音楽院に入学する。スイスの作曲家でピアニストのハンス・フーバー(1852~1921)、ポーランド出身のユダヤ系ピアニストで作曲家のモーリッツ・モシュコフスキー(1854~1925)、ウィーンで活躍したピアノニストで作曲家のテオドール・レシェティツキー(1830~1915)に師事。

 さらに20歳からは、ポーランドのピアニストで作曲家・政治家・外交官でもあったイグナツィ・パデレフスキ(1860~1941)の唯一の弟子として3年間勉強し、ピアニストとしての名声を獲得するようになり、成功を収め、ヨーロッパ、北米、南米を回った。

 その後、当時北ドイツに存在した
メクレンブルク=シュヴェリーン公国の宮廷音楽家として公爵夫人に仕えはじめた頃より、本格的に作曲を始めた。

作品には、ピアノ曲をはじめとして、管弦楽曲、協奏曲、室内楽、歌曲などがある。

 また、シェリングは、後にバーンスタインによって有名になったニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団による「青少年のための演奏会」を創始した最初の指揮者でもある。(日本での「題名のない音楽会」の原型とも言えるものである。)

 

初回は1924年3月27日に催されたが、この演奏会は、オーケストラの演奏に色々な側面から講演を交えるというものであり、この形式の演奏会は、評判が良く、彼はニューヨークだけでなく、フィラデルフィアやロサンジェルス、ロンドン、ロッテルダムなどでも同様の演奏会をおこなった。

 今日ご紹介する「幻想的組曲」は1905年に作曲された作品であり、4つの部分からなる。楽曲の構成は、以下の通りである。

・第1曲:Allegro marziale アレグロ マルツィアーレ
      (快活に速く  行進曲風の勇壮な)
・第2曲:Scherzo: Molto vivace, scherzando e molto leggiero
       スケルツォ. モルト ヴィヴァーチェ(とても速く)
・第3曲:Intermezzo インターメッツォ(間奏曲)
・第4曲:Virginia Reel: Molto vivace 
           バージニアリール(フォークダンス)


    ↓ リンク(URL)をクリックしてお聴きください。↓
                       (演奏時間:約30分)
■■ 『ピアノと管弦楽のための幻想的組曲』□ E. Schelling - Suite Fantastique for piano and orchestra Op.7 - YouTube

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=K9YNCyguZIo

2019/03/26 23:30現在、第3楽章(間奏曲)のみ視聴可能です。