グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 | クラシックばっか 時空間

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 今日 6月1日は、グリンカの誕生日である。

 

 ミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ(1804~1857)は国外で幅広い名声を得た最初のロシア人作曲家であり、近代ロシア音楽の父と呼ばれる。

 グリンカの作品のうち、歌劇「皇帝に捧げた命」と歌劇「ルスランとリュドミラ」の2つは、ロシア最大の詩人アレクサンドル・プーシキン原作の台本であり、これらの序曲がしばしば演奏会でも演奏される。

 1836年に作曲された第1作の「皇帝に捧げた命」は、大成功を収めた。しかし、1842年に作曲された第2作「ルスランとリュドミーラ」は、民謡の自由な活用や、不協和音や半音階、それに全音音階の独創的な活用が特徴的であったが、上演のまずさのせいで、好意的に受容されなかった。それにもかかわらず、この第2のオペラは、国民楽派的な作曲様式が確固としており、これは次世代のロシア人作曲家によって踏襲されることとなった。

 歌劇「ルスランとリュドミラ」は、ミハイル・グリンカが1837年から1842年にかけて作曲したメルヘン・オペラである。5幕8場からなり、今日ご紹介する序曲は有名でしばしば単独で演奏される。
 初演は1842年12月9日にサンクトペテルブルクのボリショイ・カーメンヌイ劇場で行われた。ここは現在はサンクトペテルブルク音楽院の敷地になっている。

 物語のあらすじは、以下の通りです。
 キエフ大公国のスヴェトザーリ大公の娘・リュドミラ姫と騎士・ルスランの婚礼の宴席の途中、魔術師・チェルノモールが現われ、リュドミラをさらっていく。大公は、ルスラン、およびその場にいた(やはり姫に恋をしている)若者らに、娘を無事に取り戻した者に娘を与えると宣言する。そのため、ルスランを含む若者3人(元の物語では4人)が助けに行く。3人のうち、最終的にルスランだけが、魔術や誘惑、他の若者の妨害などを切りぬけ、娘を連れて帰り、2人は無事に結ばれる。

 


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■6月1日 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 

 ■■歌劇 「ルスランとリュドミラ」 序曲 □ Russlan and Ludmilla Overture - YouTube