ホルスト 「フーガ風協奏曲」 作品40の2 (1923年) | クラシックばっか 時空間

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  今日 5月25日は、グスターヴ・ホルストの命日です。

  グスターヴ・ホルスト(1874~1934)は、イギリスを代表する作曲家の一人です。最も知られた作品は、管弦楽のために書かれた『惑星』(The Planets)です。

 

 

 

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■「フーガ風協奏曲」 作品40の2 (1923年)

 

 

■2019/05/25 1:13 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 音楽教師だった父と、ピアニストだった母を両親に持ち、幼少から音楽的な環境で育ちました。1893年から98年にロンドンの王立音楽大学で作曲を学び、腕の神経炎のためピアノの代わりにトロンボーンを修めました。在学中にレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ と知り合い、終生かわらぬ親友となリます。

 

 卒業後はトロンボーン奏者として生活していましたが、1903年にダリッジ女学校の音楽教師となり、1920年まで勤めた一方、ハマースミスのセント・ポール女学校の音楽教師を兼ね亡くなるまでその地位にありました。その間、母校の王立音楽大学教授、レディング大学教授などを兼務しながら、作曲にいそしみました。終日教えるのに多忙であるため、日曜日に登校して女学校の音楽教室で作曲に没頭します。

   一時期、彼はインド哲学に魅せられ、サンスクリットを学び、東洋的な作品も書いましたが、やがて、東洋趣味を捨て、自己の作風を確立する時期に到達しました。現在に至るまでホルストの作品中で最も広く演奏されている弦楽合奏曲「セント・ポール組曲」(1913年)と管弦楽組曲「惑星」(1916年)の2作がこの時期に生まれたが、ホルストには合唱曲も多く、宗教的な情感のにじみ出た作品も書いています。

 

1932年にハーバード大学作曲客員講師に招かれて、渡米しましたが、病のため帰国し、2年間の療養生活を送った後、出血性胃潰瘍のためロンドンにて亡くなりました



 本曲は、1923年に作曲され、同年ロンドンで初演されました。フルートとオーボエと弦楽合奏の為の協奏曲であり、全3楽章(1.モデラート 2.アダージョ 3.アレグロ)で構成されています。

 


  

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25■「フーガ風協奏曲」Op.40-2(演奏時間:約8分) □ Gustav Holst, A Fugal Concerto - YouTube