秋葉原の陰惨な事件が報道されるのをよそに、僕は、映画を観た。


「ボンボン」・・・・犬がでてくる映画。


俳優の豊川悦司が絶賛のコメントを寄せているのを見て、ミーハーな僕は、即決。ツタヤでレンタルした。


主人公は元自動車整備士。52歳。数十年スタンドで働いていたが、会社が倒産のため職にあぶれ、娘夫婦の家に居候している。嫁とは20年会っていない。就職活動もままならない。やることなすこと、うまくいかない。ところが、あるきっかけで血統書つきの犬を預かることになり、そこから男の運命が変わっていく。


冒頭から、現実の厳しさを徹底的にリアルに映し出す。主人公の表情は実に痛々しい。



でも、最後まで見終わると爽快な気分になる映画。

特に、最後のオチは皮肉が効いている。