先日のブログでは、中野めぐみさん（30歳・仮名）の未来世療法のフォローアップの様子をお伝えさせていただきました。
今日はその続きです。
フォローアップの最後で、少し自分を取り戻した中野さんは、我に返ったようにこう言いました。
「最近、起業のことを考えると不安だったのですが、実は、心の中に前世の太郎さんが出てきて、少しずつ進めば大丈夫だよ、と言ってくれていたんです」
と言いました。
この太郎さんというのは、中野さんの別の前世です。太郎さんは日本舞踊の家の出身で、父親の厳しい御稽古に耐えながら、幼いころから抱いていた起業する夢を諦めませんでした。粘り強く進んで、20代で父親が亡くなった後、ちょうど中野さんと同じ年齢である30歳頃に自分で起業して、着物の小売のお店を始めました。太郎さんは女形で、かつ幼いころから日本舞踊の修行で着物に親しんできたため、着物のセンスがよく、女性のお客様に大変喜ばれました。太郎さんは丁寧に仕事をし、店を繁盛させました。
長年お店を切り盛りした太郎さんが引退した後、父親の背中を見ていた息子が自主的に跡を継ぎました。実は、中野さんの未来世療法では、自分がお店を起業し、長年お店を切り盛りした後、引退した後は娘が自主的に跡を継ぐ、というストーリーとなっていました。
太郎さんの当時の両親は現世の両親で、イザベルさんの時も同じ両親でした。当時の妻はイザベルさんの幼なじみでお手伝い、かつ今世の親友。お店で雇っていた女中さんは、現世の実の姉でした。驚くことに、太郎さんの父親が亡くなったのは、今世で中野さんの父親が亡くなったのと同じ、20代半ばでした。
この太郎さんは、実は、前世療法センターのホームページに掲載させていただいた中野さんの感想にも登場しています。詳しくは下記をご参照いただきたいのですが、イザベルさんの前世を見る直前に出てきた、小さなボートの上に一人で乗って、仲の良い家族を羨ましそうに眺め、そこから動けずにいた小さな男の子の人生です。
ご関心のある方はこちらをご参照くださいね。
http://pastlifetherapy.jimdo.com/%E5%89%8D%E4%B8%96%E7%99%82%E6%B3%95%E3%82%92%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%82%A3%E8%80%85%E6%A7%98%E3%81%AE%E3%81%94%E6%84%9F%E6%83%B3/%E5%89%8D%E4%B8%96%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%83%B3%E2%91%A5-%E5%89%8D%E4%B8%96%E3%81%AE%E4%BB%8A%E4%B8%96%E3%81%A7%E3%81%AE%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%97%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%82%8B-%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%91/
前世療法の施術の初回では、まず最初に、その方にとって最も大切な前世が出てくる印象がありますが、中野さんの場合も同じでした。太郎さんとイザベルさん、二人の人生が中野さんの人生に大きく影響を与えていました。男性と女性という違いだけで、中野さんはすでに起業で自分の夢を叶えていたことがあったのです。
続きます。
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