誠実君 | caféゆうこ〜心に一杯の優しさを〜

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──毎日を頑張るあなたに、そっと寄り添う心のひととき。

学生時代、身近にとても誠実な男性がいました。


でも若い時は

真面目な人より不真面目な人に憧れていたので

その人の素晴らしさがいまいちわからなかった

のですが、


その時感動した出来事がありました。



その男性とはバスケのサークル仲間で、

その年のサークル長でもありました。





年に数回あるバスケサークルの試合での事です


試合は小学校を借りて行います

学生サークルの集まりだからか

とてもだらしがないのです


総勢50人程・・・まとまりなし


決められたことを破ってしまう反則組だらけ

飲食禁止なのにお菓子を食べ

さらにゴミをちらかしたり

時間にもルーズでだらだらと

また、携帯の通話禁止なのに普通に電話していたり・・



小学校には管理のおじちゃんがいます

このおじちゃんがまたキビシーお方で

だらしのない集まりによく遭遇するためか

あきれ顔で文句を言ってきます

しかも、ネチネチと



今回私のいたサークルが主催の試合でしたので

この誠実な彼が今回の試合の幹事役となったわけです


ですから、管理のおじちゃんは

反則行為をしている人に直接文句を言い、

彼にももう一度文句を言います

「どうせ治らないだろうけどね、ちっ」的な言い方をします


厭味ったらしい管理のおじちゃんに

この彼は文句の一つも言わず

むしろごめんなさい、わかりましたとヘコヘコするばかり


試合は終日2日間あったので

管理のおじちゃんと何度もこのようなやりとりが

あったと思われます


私たちのサークルの部員は皆一様に

おじちゃんに言い返してやんなさいよ!

と皆口をそろえていいますが、

幹事役の彼はそんな私らの言動にはスルー


そんな彼は

反則行為をしている人に

携帯電話使わないでください とか

飲食禁止です とか

一人一人に言ってまわっていました


しかも、彼は選手としてもバスケの試合に参加も

しています

忙しいったらありゃしないでしょう




しかしどうでしょう


前日の帰り人がいなくなった後

ゴミだらけだったのが

翌日にはきれいになっているし


試合中も2日目の後半には

みんなおとなしく試合を応援しています


ドラマかよっと言いたくなるほどの

変わりようです


そんなこんなで50人ほどの学生を

彼はみごとに規則正しくさせてしまいました



そうなると管理のおじちゃんです

最後帰りがけ、彼がいないときに

そっと「あいつすげえな」


頑固親父(←言われ方が悪くなっている)

を打ちのめしたのです


頑固親父に文句を言い返していたら

ここまで評価はされていなかったでしょう

直向きにあやまったり、

態度の悪い人に一人一人に言いまわったりした結果の

評価だったと思います


鳥肌が立つほど感動しました





という情景がふと思い出されたもので

つい綴ってしまいましたが、


人って真面目だけでも駄目だと思うのですが

こんなに直向きに頑張っていると

人に認められることもあるのだぁと

つくづく思ってしまう出来事なのでしたクラッカー