手毬寿司 小料理のどか屋 人情帖4 (二見時代小説文庫)

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江戸の町を大火が襲う。

でも、命さえあったらまたやりなおせる!



店を失った時吉とおちよは無料炊き出し屋台を引いて

復興への一歩を踏み出した。

皆が苦しいときこそ人の情が心にしみる!



冬の江戸の町に強風が吹き荒れるなか、

神田三河町の茶漬屋から上がった火の手は、

元武家で刀を包丁に持ち替えた料理人時吉の

「のどか屋」にまで迫ってきた。

師匠の娘おちよと客を一足先に逃がした時吉は、

猛烈な火勢と煙のなか、風上に向かって走りだしたのだか……。

喧騒のなか、どこからか赤子の鳴き声が聞こえてきた。

しかし、火はもうすぐそこまで迫っている……。
















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