パイレーツ・オブ・カリビアン 自由の代償(上) (竹書房文庫)
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それは、ジャック・スパロウが“船長”の称号を得る以前のこと―。
若きジャックは東インド貿易会社の商船の一等航海士として、
大西洋を一路アフリカへと向かっていた。
5年前、ヘクター・バルボッサ船長の船が何者かに襲われた
事件をめぐって“掟の番人”ことエドワード・ティーグに背いて以来、
海賊暮らしに戻ることもできず、愛する海で生きるために選んだ道だった。
平穏な航海は、海賊船“ヴェンガンザ号”の襲撃によって終わりを告げる。
美しき女船長エスメラルダは、ジャックにとって忘れられない女性だった。
彼女と甘い再会を果たしたジャックは、積荷の被害を最小限に留めて、
無事に西アフリカ・カラバルへと到着する。
東インド会社の重役カトラー・ベケットはそんなジャックに興味を抱き、
自分の船を与えると申しでる。ベケットの狙いは、ジャックを利用して、
西アフリカ沖に浮かぶ伝説のケルマ島の宝
“ゼルズラの心臓”を探し当てること。
それはジャックもまた探しつづけていたものだった。
ベケットと宝を山分けする契約を結び、ケルマの秘密を知ると思われる
奴隷アイシャを連れて、カラバルを出発したジャック。
その先に何が待つのか、彼はまだ知る由もなかった…。
