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僕達は、この団地に囚われてしまったんだ。
東京でデザイン事務所を経営する川方準一のもとに、
同窓会の通知が届く。
準一の通った小学校の子供たちは、
ほぼ全員が〈方野葉団地〉の子供だった。
準一は、親友だったという押田明人に会場で
声をかけられるが、彼のことを何も思い出せない。
他の人間はすべて覚えているのに。
悩む準一は、団地の幼なじみで精神科医の藤間未香に
相談する。
未香は、〈方野葉団地〉に住む中学生、
芳野みつきの診療も行っていた。
みつきは、自分を庇って死んだ母親の記憶が
自分の記憶と共存するようになったという。
記憶のずれと団地の存在に関係があると見た
準一と未香は、団地の探索に乗り出した。
二人はそこで、想像もしなかった“のこされるもの”に
遭遇する…。
ミステリー、ファンタジー、SF、ホラー、青春小説、
すべての要素を盛り込んだ団地エンターテイメント小説!

