
2025年、NASAは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、
第1次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。
時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた
南波ムッタが会社をクビに。
大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。
しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交したある約束によって、
動き出そうとしていた。
暗く沈むロシアの空の下──日々人の心も晴れることはなかった。
宇宙服に閉じ込められる度、絶望の瞬間へと呼び戻される。
しかし、もがき苦しむ日々人に一筋の光明が。
それは、大酒飲みの英雄と美しく舞う
天使によってもたらされた── 。


