Xの螺旋 (徳間文庫)

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大学院を卒業後、恩師の微生物研究室で

助手を勤めるようになり、四年が過ぎた。

バイオベンチャーで新商品の開発に

血道を上げるよりも、好きな研究を

コツコツ続けていける道を、わたしは選んだ。

研究者というのはやっかいな存在だ。

一見常識的なふつうの人に思えても、

裡に異界を抱えていたりする。

一歩間違えば、世界にとっての脅威になり得る。

もしも自分が手にした一本の試験管が、

全人類を死に導くとしたらどうする?












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