一月後半から、始まりました舞台稽古。
私は比較的バイト優先にしているので、ほぼ連日遅刻届けを提出。
だって…スタート30分のために休みをとってバイトの日当約9000円を諦められるほどリッチじゃないし。
で、気が付いたら乗り遅れているわけです。
同じ役の、初舞台の子たちよりも3度目の私の方が出来ない事実。
そんな時は稽古の後、みんなに顔を合わせるのが気まずくて、足を引っ張っているのが申し訳なくて、一刻も早く立ち去りたくなります。
ホントは役について話し合ったりするべきなんだろうけど。
あれ…。
この感覚……。
10年ほど前、大学に行けなくなった頃と同じだ。
周りのレベルが高すぎて、自分はそこに居ちゃいけない気がして。
だんだん人も話し声も電話のベルも物音も外の光も怖くなって、一学期は頑張るんだけど夏休みのあと休みっぱなし…というのを繰り返して、卒業するのに6年かかった。
過ぎた事に「~たら」も「~れば」も無いけど、あの頃逃げずに努力して上手くなろうとしていたら…などとたまに思うわけです。
ちなみに書道専攻。
もう老後までやらないだろうと思っていたのに不思議な縁でまた書道を始めて、今度は着実に上達しているので。
今の私は、逃げても記憶の地雷が増えるだけだと知っている。
チケットを売って、お金を払って観てもらう以上、良い舞台を創り上げるのは責任。
だから、絶対に逃げない。