コロナの所為でずっと開催が延期となっていた佐渡釣遊杯メバリンピックが復活!
大会の準備をし、いざ佐渡へ!
正午に入国し、まずは海況のチェック。
メバルが居そうなポイントを下見して回るも、この時期にしては珍しい東風が吹き荒れ、どこもやりにくそうな感じである。
両津は捨て、相川も視野に入れなければならないかも?
───普段絶対行かない秘境等も見たりしたが目ぼしい収穫は無し。
下見を終え、今回の(も)チームメイトの顕さん宅に寄り作戦会議。
本来ならば同チームだったKGMさんが急遽欠席となり2人態勢で挑む。
第2回大会(管理人初参戦)のチーム再現ならずで非常に残念である。
なんとなく作戦も決まり、持参したカップ麺で身体を温め、集合場所へ向かう。
集合場所の釣遊会の聖地では、既に鼻息荒い何人かがスタンバイしており、周りの気温は参加者の熱気でその場所だけ1℃高い。
薄暗い中、開会式が始まったと思った瞬間!
全員一斉に車に向けダッシュ!
管理人はエンジンかけっぱなしのマシンに乗り込み、ギアを入れ、アクセルを底まで踏み込む!
耳障りなスキール音と共にタイヤから勢いよく白煙が上がり、ロケットスタート!
──難なくトップに躍り出る事に成功した。
数分後──
ポイント到着。
風はほぼ真横からで時折突風が吹くが、前回爆風15mの時にソロでアタックした時に比べれば微風に感じる。
潮も左から右に流れ、いい感じである。
気温もそんなに低くなく、ノーグローブでOK。
雨も降らず釣りに集中できる環境である。
そしてプレイボール!
特筆すべきは誰よりも早くポイントに立ち、誰よりも早くファーストフィッシュをゲットできた事!
開始2投目の出来事であった。
早い時間は釣れないと言われていたが、なんのなんの、管理人のテクニックに掛かれば余裕のよっちゃん!
立て続けにキープサイズを釣り上げ、実釣開始30分でリミットメイク。
規定サイズに満たない180mm以下も多数ヒットしたが、その場でリリースするとパタリとアタリが止まってしまう事を何度も経験している為、エアーポンプで酸素を供給しながらブクブクキープ。
夜が更けていくにつれサイズも徐々にアップしていったが、絶対勝てる決定打(尺)が出ない。
メバルの活性もそれほど高くなく、極々弱いキスバイトが多発。
ワームを使う気は1ミリもないので今回も(いつもそうだが)プラグオンリー。
外唇の薄皮1枚のフッキングでのキャッチも3割ほど。
万全の態勢で3本ロッドを持ち込んだのだが、テクニカルエリアと遠投エリアによって使い分け、パターン発見後は一番ティップの食い込みの良いおつきさん製作の家宝のロッドを多用する。
ルアーもおつきさん製作のオリジナル、オッペンである。
今回の為に製作、当日到着したばかりの新作のシェイクダウンも兼ねていたが、オッペンの効果恐るべし!
量産、販売したら爆売れすると思うのだがどうであろう?
心に余裕のできた管理人、ウロウロしている顕さんを捕まえ、今回のパターンを全て共有し共闘。
使用ルアー、立ち位置までも指定し、チームメイトのブービー回避と入賞に貢献する。
管理人自身はポイントを顕さんに譲り、小移動して別パターンを探りつつサイズアップ狙いに切り替えた。
──午後9時過ぎ。
風は弱まるも、同時に潮も止まる。
バイトも極端に減り、釣れない事も無いのだがアベレージサイズがダウン。
終了1時間前──。
潮が不動となりバイト激減。
──ここまでか。
優勝は無理そうだがブービーは絶対回避しているであろうとの判断からストップフィッシング!
顕さんもリミットメイクしたとの事で一安心。
強敵達の釣果を気にしつつ、検量場所に向かった。
そして───
え?
俺ゴールド!?
全く勝てる気がしなかったのだがまさかのゴールド&ビッグワン!
苦節8年、やっと手に出来た栄冠!
報われた───
な。
表彰式が終わり、皆が帰宅。
管理人は──
恒例の残業開始!
とりあえず海へ戻り、ブクブクで活かしておいたチビたちをリリース。
13~15匹(内何匹かは顕さんの獲物)を海に放ち、自分との闘いを開始。
目指すは尺アップ!
しかし鼻息荒く意気込んだは良いがサイズが出ない。
今夜は数釣りの日なのか?
キープはせずリリースを繰り返す。
数時間後───
夜明けまで休憩を入れつつ粘るもチビメバルばかりで戦意喪失。
尺出ずでギブアップ!
気持ちを切り替え、朝マズメアジングアタックするも惨敗。
佐度からアジが消えた?
某所で目掛かりしてしまったチビや喰いごろサイズを〆て後始末を済ませ、納竿とした。
許せ!美味しく喰ってやる!
結果。
メバル最大27センチ、持ち帰り12本。チビ多数リリース。
主に回遊狙いの釣り方、ポイントなのでブルー率高め。
半数近くの獲物はわたゆりさんに納品。
残りは我が家の取り分。
──帰宅後、獲物の下処理のみで力尽き気絶した管理人であった。
念願のゴールドメバリストになれたことでとても嬉しく思うが、もっとサイズアップして連覇してこそ本物であろう。
参戦した皆さんお疲れ様でした!
来年も熱い闘いをしましょう!
了。