先々週の調査結果を分析し、必勝のセットアップで佐渡へ向け出国!
大急ぎで仕上げた大会ステッカーと参加賞の〆張鶴も当然持参。
しかし血の海!
激しく揺れる汽船!
佐渡上陸時には完全に船酔いしてしまい体調は最悪!
とてもロッドを握る気分ではなく、各地を車で回って状況確認のみで島内を調査。
午後4時過ぎ、少しだけ気分が良くなったので通りががりの漁港で遊ぶ。
ほぼ一年振りの佐渡ファーストフィッシュはベラ。
そのまま夕マズメまでキャストしまくってアジの回遊を待つが見事にホゲる。
アジには出会えなかったが、ここでは気まぐれなメバルをキープ。
許せ!美味しく煮てやる!
そして日没。
予報通り風はどんどん強くなり、雨も降りだす。
開催するかどうかLINEグループで緊急協議の結果・・・・
ナト
カップ
中止!
ナト水社員の命を守る為、苦渋の決断である。
そして哀悼のメッセージ通知が鳴り響く───
そんな哀しい雰囲気の中────
逝くか!
自分の命を守ればいいだけなので少しだけ気が楽になり、朝までぼっちオールを決意!
マンガ喫茶で一泊などと云う甘い考えは微塵もない。
日中の視察で得た情報を頼りに、絶対の自信がある穴場スポットへ向けアクセルを踏み込む。
風は爆風!
風向きは1分も同じ方位に定まらず、グルグル回る。
波はたまに大波が来るが少しだけ飛沫を被る程度。
水温は前回に比べ低下。
雨もコンスタントに降るも、気温はヌルイ。
風対策として重めのシンペンを結びキャスト!
コツコツ…
ショートバイトをスイープに合わせ、あっけなくナイスなサイズをゲット。
目視で尺近い!
続けてキャストォォォ!
またしてもナイサイッ!
ブルーの回遊ルートなのは承知している。
居れば絶対喰って来るはず!
喰わせて見せる!
しかし、強風と豪雨が管理人の心をへし折るかのように不定期に襲い掛かってくる。
その都度、車に避難したりして必死に耐える。
予測不可能な立っていられない程の爆風で、一瞬の油断からリールが派手にバックラしてしまい、現場でライン総とっかえのトラブル。
ま、負けてたまるかぁ!
忍耐力が今夜のキモと判断し、闇雲に撃ちまくる事はせず、短いチャンスタイムを見極めてワンショットワンキルを常に心がけ、スナイプを続ける管理人、何を目指し何を得たいのか?
禅問答の様な自問自答を少しの間だけしたが、昼間の船酔いのダメージから頭痛の気配があったので思考を停止。
闇夜に目を凝らし、白波の立つタイミングを捉え、肌で風向きと強さを感じ───
ただ撃つ。
───午前3時。
強まる風と、風の影響でウネリが鬱陶しくなり中締め。
この時の風速は15mを突破。
風裏とは言え影響は甚大。
そして移動。
どこもかしこもウネリがデカくなり、できない事もないが波を被る事を嫌ってスルー&移動を繰り返す。
夜明け近くになってくると気温が急激に低下し、雨からアラレに変わる。
手はかじかみ、指先の感覚がなくなり握力も低下。
右肘に違和感も出だす。
ギブアップ寸前である。
アチコチ移動を繰り返し、死力を尽くして打ちまくるもメバルパートは終了と判断。
比較的イージーで、緊急避難も出来る某漁港をラストステージに選択し、最後のあがきでアジングにモードチェンジ。
しかし朝マズメの回遊は無く、釣れるのは港内に溜まっているマメのみ。
爆風は容赦なく強くなり、軽いアジングリグではどうにもならない!
午前7時───
立っていられない程の突風にあおられ、よろける事数回。
握力もゼロになり、いつロッドを海へぶん投げてもおかしくない状況となる。
───ここまでか
ギブアップ!
疲れ切った身体に鞭打ち、後始末をして帰国の途に就いた───
結果。
メバル最大29センチ、合計7本。
アジ未計測(マメ)3本。
惨敗というレベルではないと思うが少々物足りない。
だが、あの悪環境の中やり切ったという達成感はある。
生き残った感もスゴイ!
兎も角、今年の佐渡遠征はコレで〆。
汽船に乗る直前、完全に雪に変わった佐渡を後にした管理人であった───
ありがとう!
また来るねぃ!
了。
追記
ナトカップは残念ながら中止となったが、参加賞の〆張りとステッカーは顕さんを通じお歳暮として参加予定メンバー(プラス1名)の手に。
次回のバトルまで首を洗って待っとれ!(笑)