火曜日。






仕事を終え、帰宅前に寄り道して海へ。




車を降り、支度を整えて釣り場を望む。


──珍しく貸し切り。ニヒヒ



しかし夕闇に覆われたポイントは遠目に見て少々波あり。ゲロー





危険度は2。濡れる程度で済むと判断。




ベイトタックルに3号餌木を結び、キャストポジションに立った瞬間!


どっぱ~ん波


───パンティパンツまでビチョビチョになる。

 

 

 

そんな事では心は折れない。



潮は右から左に流れており、ドリフト気味で根回りを攻める。



5投目。


2度目の大波を喰らい、スパイク長靴の中まで浸水。



ま、まだ大丈夫。ヤレル!




10投目。


PEに傷が入っていたらしくキャストと同時に高切れ。

餌木、リーダー、メインライン数mをロスト。




ウウ…


もう帰ろうか──







心折れる一歩手前である。笑い泣き






太陽は完全に沈み、闇が濃くなってきた。





もう一回不幸が訪れたら止めよう────





歯を食いしばってノットを組み、2.5号餌木を結ぶ。



そしてキャスト。






クイン





ティップが引き込まれアワせる!






シースーサイズゲット!


写真を撮り、速攻で持参したジップロックに海水を張り、獲物を投入。



現地で〆処理はせず、生かしたまま持ち帰って喰うのが今回のミッション。



時合突入でまだまだ釣れるであろうが、今回はこの一杯だけで納竿。





エンジン全開、時速300キロで夕方の帰宅ラッシュをぶっ飛ばし帰宅。






移動中、墨を吐きまくったらしく海水は真っ黒ドロドロ。


だが獲物は辛うじて生存している!






許せ!
美味しく喰ってやる!





まな板の上で柳葉で〆て刺身を造る!




透き通る身。

パキパキな歯ごたえ。

旨みと甘み。






至・福!酔っ払い





妻と二人で、よく冷えた日本酒と共に喰らい、一瞬にして完食!



これが出来るから釣りは辞められない。



釣り師の特権。








あまりショアエギングはやらない管理人であるが、この時期、この場所で、この一回だけは毎年必ず実行。






理由は───








秘密!




ニヒヒ







了。