おはようございます(⌒▽⌒)
時々、色々な新聞のコラムを楽しんでいます
そんな中で、気になったコラムをご紹介しています
私が普段から気をつけていることに
「 人づてに聞いた話を真に受けない 」
があります(注意していても、「え?ホント?ってなります (笑))
人から聞いた話は、時には何人かの口を伝わって届いてきます
小さな話が大きくなったり、冗談が本当にあった事のようになったりと、そこには伝える人の想いが乗っかる事もしばしば…あると思います
私は私なりに、自分の目と耳で、確かめるようにしています
大事なことほど、そうするようにしています
そんなことが、今朝の産経新聞のコラムに載っていたのでご紹介します
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産経新聞 産経抄 2017.5.10 朝刊
「そばを食べるとあたって死ぬ」。1813(文化10)年の4月ごろから、江戸市中にこんな風評が広がった。前年洪水の被害を受けた綿畑で収穫されたそば粉が出回り、それが中毒の原因である。風評には、もっともらしい理由まで付いていた。
江戸っ子はそばを敬遠するようになり、そば屋の多くが休業を余儀なくされた。奉行所の取り締まりによって、ようやく終息に向かったようだ。経済史家の鈴木浩三さんによると、「江戸時代は、浮説、虚説、噂、取り沙汰、風説などが渦巻く時代だった」(『江戸の風評被害』筑摩選書)。
今の日本も変わらない。インターネットによって、渦巻きのスピードが格段に速くなっているだけである。ネットでは最近、福島県浪江町で起きた山火事をめぐるデマ情報が拡散している。
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質が、火災によって飛散したというのだ。健康不安をあおる、誤った情報も飛び交っている。福島県では、周辺の放射線量に異常がない事実をホームページに発表するなど、対応に追われている。もっとも、救いもあった。ネットには、デマ情報を否定する書き込みも相次いだ。放射性物質飛散の可能性に言及した地方紙のコラムは、批判を受けて陳謝した。
風評被害には、古代中国の人々も悩まされたようだ。「市に虎あり」。『韓非子(かんぴし)』にある言葉は、文芸評論家の故谷沢(たにざわ)永一さんの著作で知った。虎が市場にいるはずがないのに、何人かが言えば信じられてしまうたとえである。
「同じ虎でも、阪神タイガースの優勝は、何人が言ってもなかなか信用されない」。谷沢さんは嘆いていた。ただ今年はファンにひょっとしてと期待を持たせる、最近の快進撃である。
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言葉、文字
人を幸せにもできるし、傷つけることもできる
それは、言葉を発した人の気持ちを無視して、人から人へ伝わってしまう
聴く人も、話す人も、「自分」をしっかり持っていたいと思います
by あーさん (⌒▽⌒)