わかった。
僕がずっとみんなの恋愛に違和感を抱いている意味がわかった。
まず僕は、ほとんどの人たちが「まあすき」って言うような感覚で人と付き合っていると思っている。
その理由として言語化できるものを挙げると、「付き合う前の身体の関係はアリかナシか」というものが横行しており、その質問に対して、誰も「そもそも本当に好きならそんなこと関係なく付き合うくね?」という疑問などを示さずに答えているためである。なお、「本当に好きな人」と付き合うのに「『身体の関係』が先にあってはならない」と言っているのではなく、本当に好きな人なら、「『身体の関係』があってもなくても付き合うでしょ」と言っているのである。
そして僕はこれについて納得出来ず、いつも特に最近はごちゃごちゃ言っている。
それが何故かわかった。
「心から好きではないけどまあ好きな人」と付き合う際、そこにある理由は「寂しい」や、「周りは付き合っているから」という至極身勝手なものであると思っている。
ただ、「まあ好きな人」、世間一般のいわゆる「好きな人」について好意が0な訳ではないと思う。
しかしながら、「心から好きではない」とわかっていながら、自らの「付き合う」という行為に付き合わせるということは、その「好きな人」のことを思っていないのでは無いのか。
言いたいこと分かりますか?
つまり「好きになった人」に対して「最初から自分都合」を押し通している矛盾、そこに疑問が生じる。これは「お互いそうだから良いだろう」ということはあまり関係なく、「最近寂しいし、こいつで様子見とくか」というその思考の仕方が理解できないのである。
しかしながら、「恋」と「愛」の違いとはなんだと問われた際、よく耳にするのは「恋は自分本位、愛は相手本意」という類のものであり、これには賛成する。だから、その行為が間違っているとは言わない。
が、その行為をしている人たちは、なぜ「自分って幸せでしょ?」という価値観の押し売りオナニーを人を使ってやるのかが全く持って不明なのである。そもそもオナニーとは一人でやるもので、人に見せつけるものじゃない。
それは個人的に「惚気」などとは別なのである。「どれだけその人が好きか」ではなく「どれだけ彼氏(彼女)と何をしたか」で話すのは基本的に「マウント」として捉える。あと聞いてもないのに自ら喋りだした時も、僕は「マウント」と認識する。ただ、信頼している人は別。
と、このように自らが「マウント」を毛嫌いするにも関わらず、僕は「マウント」と「惚気」の境目をしっかり解釈できていないため、非常に曖昧なところであることはわかっておいて欲しい。
余談だが、結局科学的にも証明されていないらしい「なぜ人が人に恋をするのか」ということを一素人が考えても正直わかりっこないのだろうと感じることもある。ただ、分からない方が面白いと思う。
とこんなことを述べておいても尚言うが、僕はやっぱり「マウント」が嫌いである。なぜなら、自分が幸せじゃないことを「他人への価値観押し付け」によって誤魔化そうとしているからであり、傍から見てて非常にかっこ悪いからである。さらに、「マウント」とは「私は幸せなの。お前とは違って」というニュアンスが含まれる故、成立するもので、何故か「僕が幸せではない」と奴らから言われるのである。
どうもマウントとは肌に合わないものである。
まあ、そういった奴らを見てるのは楽しくもあるのだが。
ともあれ、結局何が言いたいかと言うと、
「『まあ好きな人』と自分都合で付き合った人ほど、マウントを取ってくるような気がするが、それはそうである。」
ということである。
それと同時に
「絶対そうはなりたくない。」
ということである。
だから。
僕が一緒になるのは「心から好きになれた人」以外存在しえない。
「まあ別に嫌いじゃないし付き合ってもいいかも?」という人とは付き合えないと思う。
しかも、正直今そう思ってしまっている奴は、紛れもなく僕の「大事な奴」なので、余計に。
どれだけ向こうが彼女を欲しがろうと、仮に僕を好きでいようと、僕が心から好きになれなかった以上、「別れる未来が見える」し、僕からすれば「自分都合で付き合う」のと変わらない。
それはしたくない。
向こうに失礼だから。
でも嫌いじゃないから、その行動が結果「思わせぶり」になってしまう。今はそんな気がする。
だって別に変な意味じゃなくても言いたいもん「早く会いたいよ」って言いたい。
そうだね、あたと一緒にいたのも自分都合だよ。
でも、あたの真意はわからないけど、覚悟は見えた。それほど我慢してたものがあるのもわかった。そして僕も、「この人と絶対一緒にいたい」と思ってしまった。「こいつと一緒でもまあいいか」ではなく、「この人と絶対一緒にいたい」とな。
そしてそれがあたからも見えた。
だから一緒にいたのもあると思う。
僕ってクソだるいな。
ほんとごめん。
あんたも物好きね。
またえちしたい。
「おねだりして」っていうおねだりされる妄想と、「僕のこと誘って」っていうおねだりされる妄想を今しがたしてた。