小学生の頃、田舎の小さな町にレコード屋ができました。

変なオヤジ一人でキリモリする店。


中学になるとたまに同級生がバイトしたりして、ついでに仲良くして頂きました。

音楽の事だけじゃなく いろんなことを話してましたね~。

客そっちのけで(笑)


お店のUL-6の音も好きでした。

どんなジャンルでも 会話の邪魔にならない音量で心地よく鳴ってました。

いろんなレコードかけて貰いました。


高校生の頃は スタンプカードが一般でしたが、1割の現金値引きしてくれました。

高校の悪友共が、俺のも買ってくれ!と...6、7人から頼まれ毎月3枚ほどアルバムを買っていました。


文化祭で使いたいからポスターを下さい。とお願いしたら

ドンッと100枚ほど頂いたこともありました。

教室の壁を埋め尽くすほど貼れました:


2,3度 入店を断られたことがあります。

今日はダメだから、千円やるから帰れって(笑)


高校を卒業したら、店に入ると下さいまず缶ビール貰って...

先月市内のレコード店でウチが一番売り上げたんだ、スゲ~だろ。

お前にも祝儀やる とか言って お小遣いをいただいたことも。



働き出してからも そんな感じでした。

オヤジは他の商売も順調なようで、この店は道楽でやっている なんて言ってました。

CDは売っていて楽しくない、とも言ってました。


オイラが 30歳近くなった頃 

いい加減に結婚しろ、それまで出入り禁止だ!

冗談だと思っていましたが、 4、5回追い返されまして...

CD買えなくなりました。


数年後 お店は たたまれて以来会えないままです。


あのオヤジと出会っていなかったら、音楽にここまで ハマっていなかったでしょう。