先日のピンボケ写真のようにセンターキャップはそこそこ復旧し雑音を出す事は無くなりました。

炭素繊維の裏側にラバーが張ってあるのでラバーにクセがついてしまった細かいエクボは取りきれません。

ラバー付カーボンでは 剛性はあるものの 重いんじゃないでしょうかネ。

ユニットの動きが良くなったのか安定して鳴り始めました。



これからの独断と偏見の感想はあくまで24年前の1本150,000円という事でお願いします。

価格と音が正比例するものではありませんが、入手価格でコレだけ鳴ったらバンバンザイですから。

十分なセッティングもしていないジャンク入手の品についてヘッポコ耳のオヤジのたわごとです。




オヤジが毛嫌いして今まで手を出してこなかった硬い音のはずだけど...。

予想に反して受け付けない音ではない。

記憶が大袈裟になっているのか? 経年変化で多少鈍って聴きやすくなっているのか?

高音は 当時の3ウェイよりまろやかだったと思うのですけど それでもやはり少しきつく感じます。

管楽器、バイオリンの高音部がもう少し軟らかい方が好みです。(これって致命的?)

こいつを鳴らすには六畳間じゃ小さすぎるのかもしれません。

ずっと刺激的な高音を出す機種を避けてきたから徐々に耳が慣れるかも?



春の祭典 定位・広がり・余韻ともにブックシェルフにしては良いんじゃないかな。

もちろんクラッシックは 総合的にソナスファーベルの雰囲気の方が好き!



アート・ブレーキー/モーニンは、楽しく聴けました。

オーラトーン/RC-66より音が前に出て明るいカチッとした雰囲気かな。

そして今まで暗い雰囲気しか伝わってこなかった キースジャレットの「スタンダーズVol.1」がとても気持ち良く鳴ってくれました。



ボーカルの再生はモニターっぽい感じで悪くない。

ソナスファーベル、オーラトーンと全く違うハッキリした声。

ソースによっては味気なく聴こえてしまいます。




テレビのニュースの声は 響きすぎずAVスピーカーとしては合格。



当然ですけどボリュームを思いっきり下げて聴くと、若干音の分解が悪くなります。

小径の栗スピーカーのような機敏さはありません。




【技術を投入すると共に徹底的な見直しを行うことで、しなやかな表現力の実現を図ったスピーカーシステム】

というフレコミですが、オヤジの個人的結論は これといった得意ジャンルも弱点のジャンルも無い。

物量をこれでもか!と投入していますので コストパフォーマンスは△以上は難しいですね。

もっと実力を引き出すシステムがあるのでしょうが手持ちの機器ではこんな感じ。

セッティングを詰めていけばもう少し良くなるでしょう。

この音が好きな人もいますが 良品が中古市場で10万円前後というのは個人的には高い気がします。


記憶と細部が違いますが おおむね予想通りの結果でした。



CD:DENON/DCD-1650AR
プリアンプ:Technics/SU-9600
パワーアンプ 1:Technics/A5
パワーアンプ 2:SONY/TA-N86(B級にて)