Yoshii9

タイムドメイン　Yoshii9　を聴いてきました。

第一印象、特にびっくりするシステムでは無かった。


音が広がる臨場感はさすがである。

弦、管、素直に綺麗に鳴っている。

人の声がいい。オペラの声、ジャズの声、ポピュラーの声。

発声の違いが解る気がする。艶の有無もはっきりしてしまう。

魅力の無い声はズバット切り捨てなければならない。



師匠いわく『コンサートホールの再現に最も近い！』

オヤジは生音を聴く機会が乏しく、その辺の表現力は解らない　？？？？


重低音はかけらも出ない。　エージング不足を差っ引いても不足している。

このシステムでは、そんなささいな事を言ってはいけないのだろう。



今回の音源はメーカーが推奨するアイポットとＰＣ。

なんでこれでこんな音が鳴るんだろう？


メーカーが推奨するケーブルはごく普通のＳＯＮＹのピンケーブル。

試しにオヤイデに変えてみると、音がキラキラし過ぎる。


メーカーが推奨する推奨ＣＤはＳＯＮＹのポータブルＣＤ。

高級ＣＤではバランスが崩れてしまう。


やっぱり、このシステムは従来のオーディオの概念を全く否定して存在しているようだ。

総額４０万でこの音．．．



師匠の結論

オーディオ機器や周辺機器すべてが音に色をつけるために存在している。

高級なものでもフラットではなくゆがめている。

楽しく音楽を聴けるこのシステムに感動した。



オヤジの結論

色付でもいいんじゃない？

ドレッシングが素材の味をより引き出す場合だってある。

実際、Ａ７のジャズより魅力的なＳＰに出会っていない。

ぴったり好みにあった色がついていたら至福の時が過ごせる。

ただし、すべて一つの色では満足できないので何色も用意する必要がある。



どっちが得か？　どっちが幸せか？

よく解らないが、４０万の投資はできないので『Yoshii9』は否定しておこう。（笑）