明日斎場を予約したので
ミッキーとの最後のお別れになります。

エアコンを下げられるだけ下げ
ガンガンに冷蔵庫のように冷えた部屋。

その部屋でミッキーは
永遠に覚めない眠りの中です。

部屋に入るたびに
涙が溢れて流れてゆきます。

そんな時に・・・。
動物病院から宅配便が届きました。


一度、不在届が入っていたので

忘れ物でもしたかな?と。


全く予想していませんでした。



中にはメッセージカードも

添えられていました。






夫と二人・・・

心遣いが嬉しくて泣きました。


こんなにも寄り添ってくれる

獣医さんは日本中で他にはいません。


人として・・・。


これは医師と患者だけの

薄い関係ではありません。


ペットを亡くした飼い主の気持ち

それを察してくれた医師がいます。


私達は大きな悲しみから

救われた温かい気持ちになりました。


5年前にアトムを亡くした時。


庭で倒れていたアトムを

当時のかかりつけの獣医に診せました。


亡くなってますね、と一言。


肺癌になって毎週通い詰め

検査と薬で3ヶ月間も通ったのに。


でもそれが普通だと思っていました。


ところがチビ太がお世話になって

今の動物病院に出会い。


とても優しくて温かい先生なので

ミッキーとランも転院しました。


家から車で1時間かかるけど

この先生にお任せすれば安心だと。


心からそう思いました。


チビ太は3年近くになるけど

ミッキーとランはまだ1年くらいです。


予防接種も押さえつけたりせず

いつ打ったの?と気付かないほど上手い。


ペットの気持ちを考えてくれる

素敵な獣医さんで好きになりました。


けれど今回の事があって

更に先生のことが大好きになりました。


すぐに電話すると看護師さんが出て

院長に伝えますね、と。


優しい声で

そう答えてくれました。



人間不信になって会社に行けなくなり

もう3ヶ月経ちます。


パワハラ相談しても

私と噛み合わず認めてくれない会社。


会社のある駅に行くと

動悸がして気持ち悪くなります。


電車に乗るのさえ

誰かに会いそうで怖くなりました。


人が嫌いになって

半分引き篭もりの生活を送っていました。


それがミッキーまで亡くし

どん底の思いに打ちひしがれていたら。


こんなにも心の温かい人がいると

人間らしい人もいると。


もう一度人と関わっていけると。


そのキッカケを

この獣医さんから頂きました。







明日・・・。

ミッキーは身も心も天国に逝きます。


大好きなママとアトムが

きっと虹の橋のたもとで待っている。


笑顔で迎えてくれる。


そう信じて私は

生きてるチビ太とランを守ります。


私自身を取り戻して

もう一度人と関わって生きます。


寄り添って下さった獣医さんに

心から感謝します。