日本の農業はこれから衰退、廃業します。

もしそれを回避した場合は、野菜が高騰します。

なぜでしょう?

 

【日本の野菜高騰の理由】

日本の農家が高齢者率がとんでもなく高いことはご存じのとおり。

実はここには隠されたとんでもない事実があります。

 

1.本当の野菜代はもっと高くなる

農業を行うには、

・畑

・農機具、資材

・肥料

が必須ですが、実は農業が高齢者しかできない理由がここにあります。

それは・・・言うなれば地主だからです。

畑はもともと所有しているため、経費として見直さない傾向がありますというか、経費として入れている人はいるのでしょうか・・・

さらに、農機具。

農機具も本気で農業する場合は、トラクター類は3000万くらいのを購入しなければなりませんし、ビニールハウスも規模によりますが、1000万くらいかかる場合があり、これも昔、購入したものをそのまま活用しているケースや、引き継いでいるケースがあります。

つまり、経費として本来入れるべきものが入っていない値段で野菜が取引されているのです。

消費者にとってはありがたいですが、これゆえに、新規就農が成り立ちません。

新規就農者が価格負けしてしまいます。

ちなみに、地域によりますが、本格的に農業を始め、食べてゆくにはざっくりですが、5,000~8,000万くらいのお金がないと始められません。

 

2.JA解体の必要性

さらにここに搾取存在としてJAです。

単に値段を買いたたくだけではありません。

写真みてください。

この「袋の頭」と「ネット部分」を農家さんはJAから買い取りしなければなりません。そのかわり、10キロ、20キロを買い上げしますと言います。

ですが、問題は売価。皆さんは、オクラのこの1袋をいくらで購入していますか?

税込で120円くらいとしましょう。

農家さんは、いくらでJAに卸しているでしょうか? 30円~50円です。

ですが、この「30円~50円」の中に、「袋の頭」と「ネット部分」が含まれています。

実際の農家さんの売上はいくらになるでしょう?

オクラ1袋につき、おおよそですが、28円~48円ですが、それはあくまで売上。

実際の手間として、

・肥料をまく

・農薬を利用する

・収穫する

・袋詰めする

などなど、さまざまな手間がかかっています。それで1袋28円としたら、利益は5円未満です。

あなたはそれが出来るでしょうか?

さらに、肥料、農薬もJAから買い上げします。そういう契約になっています。

もちろん、JAにも良い所はあり、物流や流通に関してはネットワーク網が凄いわけですが、それはJA独占だからです。

ちなみに、JA用にインボイス特例もいくつか用意されており、決して平等とはいいがたいでしょう。

 

3.スーパー改革

スーパーマーケットは、我々消費者に非常に便利ですが、実は農業的にはこんなデメリットがあります。

「規格が決まっている(大根の大きさは決まっている)」です。

これが何が問題なのか?

「40センチの大根のみ」の場合、それ以外の規格外の大根は?破棄するか農家は近所でたたき売りするしかありません。

野菜は生き物です。サイズはそれぞれ変わるものです。ですが、売れません。買い取ってくれないのです。

スーパー側としては、規格が決まる事で、イレギュラーサイズがなくなる事で、野菜自体をiPhoneみたいに工場製品として考えることができます。送料、箱の大きさ、店頭陳列・・・これが決め打ちできることで、コストを落とす事ができ、さらに売価も安く抑える事ができる仕組みになっています。

皆さんが野菜を同じサイズしか見たことなく、安く買えるのは、こういう恩恵があるからです。

 

では、どうすればよいのか?

量り売りです。

量り売りは、サイズを気にしないでよいので、食品ロスもかなり防げます。

となると、スーパーマーケットは、損になるでしょうか?そんな事はないと思われます。(予想ですが)

実際、EU諸国のスーパーでは、野菜や果物が量り売りです。自分で測定してシール貼ってレジにお金払います。

 

ちなみに、先に挙げたJAのオクラは、12センチと規格が決まっています。皆さんはオクラの大きさは同じものしか見たことがないのはそういうことです。12センチ以上は破棄です・・・

 

4.規格が決まっているということは・・・

実はここにもう1つ問題があります。

40センチの大根を作るために、40センチしか育たない大根の種を買うのです。

その種は、遺伝子操作されたもの(以前は自然的ですが、今は人為的かもです)の種を買います。

この種は、どこから来るのでしょう?

種自体は日本の会社ですが、種の権利はアメリカ企業です。

つまり、アメリカ企業が種の権利は持っているので、もし対立などすればとたんにどこからか種を仕入れないと日本は野菜が作れません。その点も大げさですが考慮してしまうと、日本の自給率は一桁です。

・お米

・イモ類

ぐらいしか、アメリカ依存していない物はないのでは?と思われます。

 

まとめると・・・

日本の農家は、JA搾取の上、スーパーにおける規格決めの縛りがあり、種はアメリカ企業に権利がとられている状態。新規就農は、既存の土地持ち農家と売価負けしてしまうので、難しい。

となるでしょうか・・・