異様だった兵庫県知事選挙
一昨日17日に投開票された兵庫県知事選挙で、斎藤前知事が再選されました。私も兵庫県民として、いつも以上に関心をもって告示後の情勢を見守り、また熟慮の末、投票にも行きました。どう表現したらよいのか分かりませんが、今回の選挙ほど「盛り上がった」選挙はないのではないかと思います。しかし、その盛り上がり方は、かつてのテレビ、新聞での報道をメインとした従来型の選挙の盛り上がりとは異なり、SNSを中心とするインターネット上での議論の盛り上がりでした。またそこでの議論の対象は、斎藤氏をはじめとする各立候補者の人となりや政策というよりも、斎藤氏が失職するに至るまでの経緯に関するマスコミ報道や不信任決議を行った県議会等既得権益とされる組織、勢力に向けられたものであり、過去のの選挙にはない特殊な要素が含まれていました。ある時点から、それまでのマスコミ報道に基づく斎藤氏に対する社会の批判的な見方が一気に反転し、まるでブーメランのように、批判の矛先がマスコミや県議会など、それまで斎藤氏を批判する側に向けられ、その力がとてつもない勢いで日々強大化していった末の選挙結果でした。今回は色々な特殊事情があいまっての異様な選挙戦でしたが、何か底知れない社会の怖さが後味に残りました。このように再選にいたるプロセスは異様であったとしても、斎藤氏には、過去の反省を踏まえて、県民のための県政を行ってもらいたいです。