夜に啼く鶯 -27ページ目

夜に啼く鶯

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『もしもピアノが弾けたなら』という古い曲があります。知っていますか?
まったくその通り、と思う。
ピアノに限らず和音楽器が弾ける人とそうでない人の人生では、まったく違ったものなのではないか?とさえ思う。

僕は末っ子長男で、末っ子長男は宿命的に姉達が習い事を始めると同じように通わされるんですよね。
算盤やら習字やら学習塾やら。でもピアノ教室だけは声がかからなかった。
リビングにはカワイのアップライトピアノがあってその天板の上にはバイエルやソナチネが積んである。
あれさえ手にすれば僕にもピアノが弾けることはわかっている(わかっていない)が当時の僕の身長では手が届かない。届かないのは身長のせいではなかったのかもしれないけれど。

ピアノの前には概ね椅子がある。前衛的なピアニストにとっては椅子に座ってピアノを弾くなんて行為は権威主義的かつ自由を否定するような唾棄すべき無粋な行為なのかもしれないけれど我が家のピアノの前には幸い椅子があった。
座部が丸型で回すことで高さを調整できるタイプの椅子だ。高さを合わそうとくるくるくると回すとジャガード織のカバーのフリンジが綺麗に広がる。楽しい。猛烈に逆回転させる。さっきよりも大きく綺麗に広がる。
ふふふ、楽しい。当初の目的は忘れくるくるくると回し続ける。

こうして僕はのちに遠心分離機とウラン濃縮の技術を世界中に広めることにはもちろんならない。
けれど『もしもピアノが弾けたなら』ってどんな歌詞だっけ?と調べることにはなり、いささか唖然とすることになる。

もしもピアノが弾けたなら♪
うん、気持ちは凄くわかるし、僕も弾きたい。
思いを歌にして君に伝えるだろう♪
う~ん、そうするかどうかは別にして(絶対しない)思いはわからないでもない
でも僕にはピアノがないし腕もない♪
うんうん。
アーアアア アーアアア アーアアー♪


あーあああ あーあああ あーああー