鳩が二羽窓から見える電線に艶っ艶の鳩が二羽とまっていた。 近すぎず、遠すぎず、絶妙な距離を開けて。 右は恋慕する雄だと思う。大概の恋する雄がそうであるように挙動不審だったから。 左の雌は「その距離なら居てもかまわないわよ、その距離ならね」と言う感じで悪からず思っているようだ。 うまくいけばやがて二羽の間にはいくつかの卵が生まれるかもしれない。 そうなればいいと思う。 或いは二羽はともに雄でハッテンしようとしていたのかもしれないけれど。