「第二夫人になっちゃおうかな」

「お前さ、そういう冗談いうなよ」

隣に座って笑っていたやよいを、
俺は押し倒した。

一瞬、やよいは目を大きく開いた。
腕を取られて、ひっぱられたブラウスの胸元が、はだけていた。
胸から視線をあげると、
やよいは目を閉じて、静かな呼吸をしていた。

始まりは、こんな風に単純だった。


首筋を少し噛むと、
やよいは眉間に皺を寄せながら、
体を反らした。

「いいんだ?」

噛んだ跡に舌を這わせながらいうと、

「わかんない」

と答えた。

ブラウスの裾から手をいれ、
ブラのうえから乳首をつまみながら、
また首筋を噛むと、やよいは声をもらした。

「あっ…」

「なぁ、お前、朝になったら落ち込むんじゃねぇの」

「それ、いやだ…」
爪で乳首をひっかくように何度も動かし、
そして時々思い切りつまみあげる。
腰が感じたままに動いている。

「俺、やめねぇから」

首から胸に移り、
噛んだり吸ったりを繰り返すと、
感じやすいのか、
やよいは声をがまんできずに、
唇を震わせた。


「奏くん…」

「もっと呼んでよ」

「あっ、そう、くん…」

かなり濡れているやよいに、
何度も名前を呼ばせ、
俺は何もいわずにいれていった。


「あっ、あ、そうくん、そうく、ん…」

「やよい」

「きもち、いいよ…んん…」

腰に足を回されて、やよいに促されるように動いた。

深く突くと、
腕を掴むやよいの指に、
きゅうっと力がはいり、興奮する。

「やよい…」

「あ、いっちゃ…もっと、して…ぇ…」
涙をためながら、
わけもわからず見上げてくる。

「もっと遣るよ」





初めてやったのに、
かなりよかった。
やよいのことは、体も、思考も、
感じてしまうからだ。
お互いに。


朝日のない薄暗い朝を嫌うやよいのために、
何度もいかせた。
明日の朝が短くなっているように。