ともだちのまさやに誘われて、
ご飯に。

「あのさ」

「何よ」

「男のどの辺を好きになるわけ?」

「何それ。何が知りたいの?目的は?」
「っ…ほんとかわいくないな」

「何?答えなくていいわけ?」

「いや、ごめん。
女の子だったら、かわいいところとか、
守りたいとか、
側にいてほしいとか。
女は男をどう思うことを好きだって思うのかなって」

「うん」

「例えば、
頼りになるな、とか、
ずっと一緒にいたいな、とか、
笑いのつぼが似てるなとか、
あと、」

「お前、男に惚れたな?」

「っ…」

「さとる君は、確かにかっこいいしねェ」

「なんで!?なんでだよ」

「逆になぜわからないと思うわけ」

「いや、お前、まじこぇよ」

「話、もう聞かないよ」

「っ…」

「一つ」

「?」

「一つ、最近さとる君の話を妙にしなくなった。
二つ、さとるくんがショウコちゃんと別れたときの反応がおかしかった。
三つ、妙に初恋の話を人に聞きまくるようになった。
四つ、さとるくんの隣に座るときの過剰な」

「ストップ」

「気づいてないのは自分だけよ」

「自分だけって…」

「そ。まさやって、何で彼女つくらないんだろ、ってさとるくんが言ってました」

「さっくんが?」

「あれは気づいてると見たね」

「っ…どうしよう」

「いや、そんな泣きそうな目で見られてもね。
好きなんでしょ?
付き合いたいならそうなるようにしたらいいじゃない」

「蝶子…。
お前はほんとに」

「なによ」

「いえ、また誘っていい?」

「もちろん」