大学生になった。

テンション高めの天候と、浮かれた調子にあてられて、倒れた。

「四月になると必ずだなぁ」

「苦手なのかも」

「かもじゃないよ」
けんしろうを保健室に呼んだ。
メールしたあとで、呼んだところで何をしてもらうのか、と気づいて、
その考えの浅さに、調子の悪さを再確認した。

「よしむらくんは元気?」

ベッドのそばの丸いすに座って本を読みながらいった。
経営学入門。

「元気。昨日セックスしたよ。独り暮らしは女を連れ込むためなのね」

「仲いいじゃん」

「そっちはぁ?」

「仲いいよ。そういう意味じゃなく」