私たちはともだちだから、結婚することはできない。
一緒にい続けることが困難だ。

大好きなのに。必要なのに。

宮ちゃんのコートの肩が涙で濡れてしまっていた。押し付けた目尻のあたりがひりひりと痛かった。
「バンドでも組むか」

宮ちゃんがにやにやと笑って言った。

「楽器できないのに?」

「うん」

「CDも聞かないくせに?」

「うん」

「まあ、」

一緒にいれんならなんでもいいだろ