つるむようになって、もうだいぶ経った頃私は彼氏に振られた。だらしなさが原因だった。薄々かんづいていたせいか、話はスムーズに進んだ。

その後、久しぶりに会った宮ちゃんが全く落ち込んでいない私にキスをしてきた。

「落ち込むなよ。ナオらしくさ」

友情のキスだったと思う。
そういうものが世間一般に認められているかはわからないけれど、いやらしさはなかった。

「ありがと。わりぃね」

そう答えてから数週間後、仲間内の飲み会の帰り、宮ちゃんは私にまたキスをした。
宮ちゃんはトモミちゃんという彼女と付き合っているが、
口紅が塗ってある唇にキスをするのが嫌だと話していた。
私はその日、口紅を塗らずに行った。