四半世紀ぶりのダカールに向けて
近しい友人にはチラホラ雑談の中でお話したのですが、50歳を迎える今年、自分の中で1つのチャレンジを目標とする事にしました。
それは、「四半世紀ぶりにダカールをバイクの選手として走る」という目標。
自身、バイクで最後にダカールに出た最初がまだアフリカで開催されていた1997年、その次は2000年の記念大会でした。その時はまだ20代でバリバリの頃、成績も二輪部門総合10位と1994年のオーストラリアンサファリから、海外ラリーメカで一緒に戦った盟友、幸繁信之と勝ち取った成績でした。
その後、2003年に行われた日産のドライバーオーディションに合格し、ラリーレイドのプロドライバーになり、その後いくつかのチームを経て2010年の南米ダカールで現役を終えました。
2010年以降、バイクに関しては年に2、3回乗る程度で、2018年くらいまでは練習もほぼ無しでのリゾートラリーとなっていた、夏のアジアクロスカントリーラリーだけが、自身が唯一続けていたモータースポーツとなっていました。
2018年頃からまたエンデューロを軽く再開し、若い頃に山を駆け巡っていた頃の楽しさも湧いてきた今年、ひょんな事からサウジアラビアに舞台を移したダカールに興味を持って見る自分が居ました。
それは、若かりし頃に一緒に走っていたメンバー(有名な人もそうでない人も)皆、それぞれのモチベーションを持って継続してダカールにトライしている姿だったのです。
今年50歳の私としてはスピードを求める訳でなく、周りから見たら、ただ参戦するように見えるかもしれないけれど、今までとは全く違うアプローチをイメージしててます。
それは、あるイチおっさん50歳ライダーがダカールというラリーに再チャレンジするのを見ることで、全く知らない人であっても、人が日々のモチベーションを保つのに何かしらの目標を据える事で毎日がキラキラしたモノになる、希望を持ちながら色々な事にトライすることが出来るきっかけが発見できるきっかけになれば(おこがましいけど)と思う所なのです。
過去の実績は過去、今出来る事、感じたいことを求めての新たなチャレンジとなります。
先日、たまたまお話させてもらった、浅田カメラマン(ラリー界では大先輩)とも、「まだ行けてないダカール。還暦過ぎてからの大きな目標に一緒に行けたらなぁ」とお話されてるのを見て、自分の呟きから他の人の楽しみ(目標)を引き出す事ができるので有れば、これは行くべきだという確信に変わり、公式に発表する事に、なった訳です。
来年とは言わず、楽しみを少し先に置く感じの四半世紀ぶりの参戦としたい為、3年後の2024年の出場を目標に据えて、これからカラダ作り、バイクライフの再稼働等少しづつ、大きなプラモデルを作るようにやって行きたいと思います。
応援してほしいとはおこがましくて、言えませんが(笑)オッさんライダーのチャレンジを見守っていただければと思います。